iPad miniの新型モデルについて、アナリストのMing-Chi Kuoさんが気になる新情報を伝えています。
それによると、Appleは現在、iPad miniの新型モデルとしてiPad mini 7を開発中であり、2023年末〜2024年春までに登場予定となっていて、主なアップデート内容はSoC(システムオンチップ)の更新になると言われています。
iPad mini 7
- 新しいSoC(システムオンチップ)を搭載する
- 大きな刷新は無し
- 2023年末〜2024年春までに登場予定
現行のiPad mini 6は2021年10月に登場したモデルで、それまでのiPad miniから大幅に刷新されてフルディスプレイモデルへと変わりました。Apple製品のライフサイクルは、大幅刷新があったモデルはその後、2世代〜3世代ほどは同じ筐体のまま内部アップデートされていく傾向があります。特にiPadはその傾向が強いので、iPad miniもしばらくは今の筐体のまま大きく変化することはないとみられます。
次期モデルのiPad mini 7は、2023年末〜2024年春に登場するということなので、2023年の初売りセールで購入しても、1年近くは現行モデルとして使用することができます。
iPad mini 6のゼリースクロールは改善されるか?
小型軽量かつパワフルな処理能力を備えたiPad mini 6ですが、少し欠点もあります。発売直後に指摘されていたのがディスプレイのゼリースクロール現象です。テキストを上下に素早く移動させると表示がズレることからゼリーをプルプルさせたように見える現象としてそう呼ばれています。Appleはこの現象を液晶パネルの仕様ですということで結論づけており、無償修理プログラムは実施されていません。
実際にiPad mini 6を使っている者の感想としては、このゼリースクロール現象はほとんど気にならないので、重箱の隅をつつくような指摘だなと感じています。そもそも、素早くテキストを上下させるようなシーンが無いんですよね。意図的に動かさない限り。
というわけで、その辺は利用者次第となりますが、ゼリースクロール問題はiPad mini 6の購入を躊躇させるようなネガティブな情報として伝えられているので、Appleはこれを対策してくるでしょう。
そのため、2年ぶりにアップデートされるiPad mini 7では、このゼリースクロールを対策した液晶パネルが採用されることになると思われます。2022年6月に出ていた噂では、ディスプレイのリフレッシュレートが120HzになるProMotionテクノロジーが搭載されるという噂もありました。
その後の続報はありませんが・・・。
2025年には折りたたみiPadが登場予定とされていますが、折りたたみiPadは高級モデルとして登場するので、価格帯が全く違うiPad miniに取って代わることはなく、今後もiPad miniシリーズは継続される可能性が示唆されています。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) / Twitter