(image: VanCitySean)
2021年に発売されたM1チップ搭載iMacのディスプレイに「水平線が残る」という不具合を複数のユーザーが訴えており、一部では設計上の欠陥ではないかという意見が出ています。
Appleサポートとやりとりを行ったユーザーによると、この不具合はiMacのディスプレイに電源を供給するフレキシブルケーブルが経年劣化で損傷することが原因とみられ、修理するにはディスプレイユニット全体を交換する必要があるとのことですが、M1チップ搭載iMacのほとんどが保証期間を過ぎているため、保証対象外の修理となり600〜700ドルの修理費用がかかることになります。
(image: leo.simon)
- 原因はディスプレイに電力を供給するフレキシブルケーブル
- ディスプレイに電力を供給するために非常に高い電圧(約50V)を維持する必要があり、経年劣化しやすい
- iMacを使用して2年後に症状が発生しているユーザーが多いのはそのため
- 画面の輝度が高いほど、問題が早く発生する
- ケーブル単体では交換できない構造なので、ディスプレイ全体を交換するしかない
今週、私の2021 M1 24インチiMacにまったく同じ問題が発生しました。2022年4月に購入したので、2年弱です。正常に動作するセカンダリモニタに接続しています。メインiMacディスプレイのみがこの問題を示しています。
明日、シンガポールのジーニアスバーで予約を予定しています。キャンセルする予定です。画面の交換を行うために$800以上を支払うように言われるだけで意味はありません。
仮に、有償修理でディスプレイユニットを交換しても2〜3年で再び同じ不具合が発生する可能性もあるため、根本的な解決策とは言えません。
また、一部では2023年に発売されたM3チップ搭載iMacでも同様の不具合報告があることから、同じフレキシブルケーブルが使用されているとすれば、M3チップ搭載iMacでも2025年以降に同様の不具合報告が出てくるでしょう。
Appleはこの不具合に関して無償修理は行っておらず、現時点での対策法としては、画面の明るさを落とすまたは外部ディスプレイに接続して使うという方法がとりあえずの対策方法としてあるのみです。
- Source Apple Community
- Via Tom's Hardware