ハッキング被害を受けてサービスを停止していたインターネットアーカイブのWayback Machineが、暫定的にサービスを再開しています。
Wayback Machineは、インターネットアーカイブによって運営されているデジタル図書館の一部で、1996年以降のWebページのアーカイブを無償で公開しています。ユーザーは過去のWebページを検索して閲覧することができる他、改変前のWebページを保存して引用するための、いわゆる「魚拓」としても活用されています。
サービスが再開されたのはWayback Machineのみで、こちらも読み取り専用で新しくWebページを保存することはまだできません。今後については、状況によってまた再びメンテナンスに入ることも示唆されており、しばらくは不安定なサイト運営が続きそうです。
今回のWayback Machineのハッキング被害は、DDoS攻撃とJSライブラリを介した改ざん、ユーザーアカウント情報の流出などフルコースでやられたということですが、地味にコツコツやっていたWayback Machineが、なぜ今狙われたのでしょうか?
注目されるタイミングとして考えられるのは、Google検索でページキャッシュが廃止されて、その代替としてWayback Machineが使えるよという話が出ていたことくらいですが。
- Source Wayback Machine
- Source Brewster Kahle on X