最新のM4 MacBook Proのディスプレイには、密かに量子ドットフィルムを採用したMini LEDパネルが搭載されていることが、ディスプレイ業界のアナリストRoss Young氏のポストで言及がありました。
量子ドットは、直径2~10 nmの小さな半導体微粒子で、ディスプレイパネルに採用することで高輝度・高精細なディスプレイを作ることができるとされています。今回、Appleの採用した量子ドットフィルムは、カドミウムフリーで環境に配慮したものになっているそうです。
でもなぜか、M4 MacBook Proの仕様詳細のページには量子ドットフィルムの記述はありません。
マニアックすぎて、あまりセールスポイントにならないと判断されたのかもしれませんが、量子ドットフィルムを採用したMini LEDパネルになったことで、M4 MacBook Proは画面の明るさが600ニトから最大1,000ニト(HDRなら1,600ニト) にアップしています。
さらに、光の反射を抑えるNano-textureディスプレイと組み合わせると、屋外の明るい場所でもディスプレイがちゃんと見れるので、ラップトップモデルとしては実用的で意味のあるアップデートとなります。
Big Apple display news, they have adopted quantum dots for the first time. The latest MacBook Pro's (M4) use a quantum dot (QD) film rather than a red KSF phosphor film.
— Ross Young (@DSCCRoss) November 14, 2024
In the past, Apple went with the KSF solution due to better efficiency and lack of cadmium (Cd), but the… pic.twitter.com/5olq9lEHs9