Appleの最新MacBook Proに搭載されているM4 Maxチップのベンチマークスコアが公開されました。Geekbenchを使用したテストで、CPUとGPUのパフォーマンスが数値化されています。
CPUベンチマーク
- シングルコア:4041
- マルチコア:26038
GPUベンチマーク
- Metal:178521
M3 Maxから大幅にパフォーマンスが向上
2023年モデルのMacBook Proに搭載されているM3 Maxチップと比較すると、M4 MaxチップのCPUパフォーマンスは24.4%アップ、GPUパフォーマンスは15.2%アップしています。わずか1年でこれだけのパフォーマンス向上が実現されているのは驚き。
他のCPUと比較すると?
M4 Maxは一般的なCPUと比べてどのくらいなのか?マルチコアのスコアで比較するとM4 Maxが圧倒的で、IntelやAMDのCPUよりも高パフォーマンスであることがわかります。
- M4 Max:26038
- Intel Core i9-13900KS:21731
- AMD EPYC 9374F:21440
他のグラボと比較すると?
一般的なグラフィックスボード(GPU)と比べてどのくらいなのか?Metalスコアのランキングでチェックしてみると、M4 MaxはAMD Radeon RX 6800とほぼ同等のスコアとなっています。
- AMD Radeon RX 6900 XT:205420
- AMD Radeon RX 6800 XT:197564
- M4 Max:178521
- AMD Radeon RX 6800:173338
Radeon RX 6800はミッドレンジのグラフィックスボードで実売8万円ほどの製品。冷却ファンが3つも付いている消費電力食いの排熱モワモワなグラフィックスボードと、ラップトップPCに搭載される省スペースな省エネチップのグラフィックパフォーマンスが同等というのは驚き。
2025年に登場するMac StudioとMacProに搭載されるM4 Ultraチップは、内蔵されるコア数からM4 Maxの2倍近くのパフォーマンスがあると考えられます。
- Source Mac16,5 - Geekbench
- Source Mac Benchmarks