AppStoreのトップアプリとして一気に躍り出た中国のオープンAI DeepSeek。試しに利用してみたいという方も多いかと思いますが、昨晩からユーザー登録が一時的に制限されていて、アプリをダウンロードしても利用することが難しくなっています。
メールで認証コードを送信しようとしても再試行になる、確認コードを送信しましたと出ても、メールが届くのが数時間後ですでに確認コードは使えなくなっているというパターンで、ユーザー登録が正常に完了しない状態になっています。
原因はアクセス集中ではなく、DDoS攻撃を受けていることによる影響だとメッセージが表示されていました。
DeepSeekのサービスに対する大規模な攻撃のため、登録が混雑している可能性があります。しばらく待ってから再度お試しください。登録されたユーザは正常にログインできます。ご理解とご協力をお願いいたします。
- Source DeepSeek
APIもメンテナンス中で利用することはできませんでした。
また、DeepSeekのフェイクアカウントがXに登場していて、騙されないように公式アカウント@deepseek_ai が注意喚起を行っています。
To prevent any potential harm, we reiterate that @deepseek_ai is our sole official account on Twitter/X.
— DeepSeek (@deepseek_ai) January 28, 2025
Any accounts:
- representing us
- using identical avatars
- using similar names
are impersonations.
Please stay vigilant to avoid being misled!
スマホアプリであれば、GoogleアカウントやAppleアカウントを使ったユーザー登録も可能です。しかし、この方法でも確認コードの送信がうまくいかない場合があるので、しばらく落ち着くまでは静観するしかないですね。
chatGPTの最新の有料プランと同レベルのチャットAIが無料で利用できるというインパクトが先行しているDeepSeekですが、API利用料金もかなり安く設定されています。
- DeepSeek-R1:2.19 USD / 1M出力トークン
- gpt-4o:10.00 USD / 1M出力トークン
- gpt-4o-mini:0.6 USD / 1M出力トークン
英語では1文字あたり1〜4トークンに換算されますが、日本語が混在したりするとややこしいので、Tokenizerという変換ツールでチェックするのがわかりやすいです。
例えば、今回のこの記事だと1000トークン以内なので、APIから約1000回ほど出力できることになります。DeeSeek-R1なら2.19ドル(約341円)でそれだけ使えることになるので、コスパはめちゃくちゃいいですね。OpenAIのAPIと互換性があるということなので、移行する人もこれから増えてくるでしょうけど、今回のように大規模な攻撃を受けてサービスが利用できなくなるというリスクもあります。