かつてのApple純正ケーブルは根本が断線しやすいという弱点がありました。それを補う為にサードパーティから登場した編み込みケーブルは、従来のケーブルに繊維を編み込んだカバーを被せることで、耐久性を向上させたものです。
現在はApple純正のケーブルも、この編み込みケーブルに変わっています。
しかし、使い方次第では、編み込みケーブルでもほつれてくることがあります。
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こちらはiPhone 16に付属の純正ケーブルですが、根本の部分がほつれて繊維がボンレスハムのように食い込んでいます。こうなってしまったケーブルは、そのまま使うのではなく、食い込んだ編み込みの繊維だけをカットする方がいいでしょう。
こうなる原因は、ケーブルに過度なテンションがかかっていることです。
iPhoneなどのスマートフォンでも、充電しながら使う時に引っ張ることでテンションがかかってしまいます。
編み込みケーブルでも油断大敵
例えば、ベッドサイドのコンセントに常時接続するなどしてケーブルを引っ張った状態にしておくと、ケーブルの根元部分に負担がかかり、被覆が破損したり、内部の線が断線したりする可能性が高まります。
Apple純正のUSB-Cケーブルは、サードパーティ製のものに比べて細く、耐久性が低い傾向にあります。根本部分の保護も不十分なため、強い力が加わると断線してしまう恐れもあります。
しかし、サードパーティ製のケーブルであっても、常に強い力がかかるような使い方を続けていれば、同じように断線してしまう可能性があります。大切なデバイスを守るためにも、ケーブルにはあまり負荷をかけないことが大切です。
USB-Cケーブルの寿命を縮めるNG行為
- 強い力で引っ張る: 内部の線が断線する恐れがある。
- 折り曲げる: コネクタ部分の根元を繰り返し折り曲げると、断線しやすくなる。
- ねじる: ケーブルをねじると、内部の線がよじれて断線の原因になる。
- ペット: ペットがケーブルを噛んでしまうと、断線の原因になる。
USB-Cケーブルを長く使うためのポイント
- 適切な長さのケーブルを選ぶ: 長すぎると引っ掛かりやすくなり、短すぎると使い勝手が悪くて引っ張るので、ちょうどよい長さを使おう。
- 品質の良いケーブルを選ぶ: 安価なケーブルは耐久性が低い場合があります。信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
- ケーブルプロテクターを使う: ケーブルを保護するカバーやプロテクターを使うのもおすすめです。編み込みケーブルは、最初からプロテクターが付いているものがほとんどです。
現在の編み込みケーブルになったUSB-Cケーブルは、正しい使い方をすることで、非常に長く使用することができます。上に挙げたポイントを参考にして、大切に扱ってくださいね。
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