AppleはAI機能の「Apple Intelligence」の開発と対応デバイスの発売を進めていますが、BloombergのMark Gurman氏によると、肝心要の機能となるAI Siriの開発はかなり遅れていて、AI開発チームは対話型AIとしてSiriが完成するのは2027年ごろになると考えているとのこと。
現在からさらに2年後の状況を考えると・・・ライバルの対話型AIはさらに先へ進んでいる可能性が非常に高く、AppleがAI開発の遅れを取り戻すのは難しいと予測されています。
Siriのような音声チャットボットで対話型AIというと、Microsoftの Bing AI(Copilot)、Amazonの Alexa+ などがあります。Bing AIのチャットボットはちょっと癖がありますが、日本語でも対話ができます。Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。
Apple Intelligenceには、オンデバイスで処理できる(Appleデバイスがあれば無料で使える)、そのためプライバシーが守られるといった付加価値があります。しかし、実装までに時間がかかるのであれば、その付加価値も全く意味を持ちません。
ユーザーはApple Intelligenceに固執せずに、様々なAIサービスを柔軟に活用していくのがいいのかなと思います。
Apple’s AI team believe a fully conversational Siri isn’t in the cards now until 2027, meaning the timeline for Apple to be competitive is even worse than we thought. With the rapid pace of development from rivals and startups, Apple could be even further behind by then.
— Mark Gurman (@markgurman) March 2, 2025