Apple Intelligenceが日本語に対応したので、色々試しています。
事前に気になっていたのが、Macの「メール」での機能。
「メール本文の要約」「優先メッセージの表示」「スマートリプライ」「作文ツールで本文作成」の4つの機能が使えるということで試してみました。
- メール要約機能: メール本文を要約する機能だが、生成速度がやや遅く、重要なメールは結局本文を確認してしまうため、あまり実用性はない。
- 優先メッセージ表示機能:時間的制約のあるメールを優先表示してくれる機能。
- スマートリプライ:返信時に自動的にメールの本文を生成する。
- 作文ツール: ChatGPT によるメール本文作成機能。お硬い文体からフレンドリーな文体も可能で、メールテンプレートとして使える。
メールを要約する
- 受信トレイのメールの下に自動的に 「要約」ボタンが表示されるのでクリックする。
- 設定 > 表示 にある「メッセージプレビューを要約」のチェックを外して無効にできる。
画像生成と並ぶ生成AIの機能である要約ですが、メールの要約については少々使いづらいと感じました。要約の生成中に本文を読んだ方が早く、重要なメールについては結局本文を確認することになるので、あまり使い道はないかなという感じ。
優先メッセージを受信トレイに表示
- 受信トレイに移動
- メニューバーで「表示」を選択してから、「優先順位を表示」をクリック。
優先順位の判断は、時間的な制約のある内容が優先されるということで、例えば、何時何時までにどうのこうのというメールの内容だったら上に来るようになっています。
スマートリプライ
メールの返信で自動的に文章を生成できる機能。
いわば自動返信のような感じ。
ただ、そのままだとAIで生成した文章丸出しなので、成型は必須。返信の文章が何も思いつかないようなメールには有効かも。
作文ツールでメールを生成する
メールの文書作成をAIで行う機能です。
ただし、この機能の中身はApple IntelligenceではなくChatGPTになります。逆にそっちのほうがいいか!
メールの新規作成で、メニューアイコンにあるApple Intelligenceのアイコンをクリックします。
メニューから「作文」を選択。
ChatGPTにより、それっぽい文章が生成されました。
優等生みたいな文章は面白くねえぜ!
──という場合は、文体をフレンドリーにしたりもできます。
メールのテンプレとして使うと良いかも。
というわけで、Apple Intelligenceのメール機能を使ってみましたが、大量に溜まっていくメールをどうにかできればいいなと期待しすぎていた部分があったからか、肝心のメールの整理やまとめ機能をもっと拡充してほしいというのがあります。
最も使える機能はChatGPTを使った「作文ツール」ですが、こちらはメールだけに限定されておらず、メモアプリなどでも使えます。また、サードパーティのエディターの中には「作文ツール」に対応しているものがあるので、なかなか便利だなと感じました。