(image: @LusiRoy8)
先日、iPhoneのリリーススケジュールに大きな変更が加えられ、高級モデルは秋に、通常モデルと低価格モデルは翌年の春に分けて登場することになるとThe Informationが報じました。アナリストのMing-Chi Kuo氏も、それをフォローする予想を立てています。
それによると、AppleがiPhoneのリリーススケジュールを大幅変更した理由は、中国市場を強く意識したマーケティング戦略によるものだと考えられています。
中国市場で影響力のある競合メーカーの多くは、その年の前半に新機種を発売しますが、Appleが年の前半に発売するのは低価格モデルだけでした。その穴を埋めるために、年の前半に通常モデルと低価格モデルを合わせて発売したいという狙いがあるようで、通常モデルの発売が半年遅れることになったと考えられます。
また、1度に大量の製品を発表するとどうしても注目されるモデルとそうでないモデルに分かれてしまうので、マーケーティングが希薄になるという理由もあるようです。
- 2025年後半:iPhone 17 Pro Max、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Slim(Air)、iPhone 17
- 2026年前半:iPhone 17e
- 2026年後半:iPhone Foldable(折りたたみ式)、iPhone 18 Pro Max、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Slim(Air)
- 2027年前半:iPhone 18、iPhone 18e
- 2027年後半:iPhone Foldable 2(すでに開発中)、iPhone 19 Pro Max、iPhone 19 Pro、iPhone 19 Slim(大型ディスプレイになる薄型モデル)
リリーススケジュールが秋と春に分けられるのは、2026年モデルのiPhone 18シリーズから。iPhone 18 Pro / Pro Maxと薄型モデルのiPhone 18 Airは2026年の秋に登場、通常モデルのiPhone 18は2027年の春にiPhone 18eと共に登場することになります。
2026年秋にはApple初の折りたたみiPhoneの登場も予定されているため、発売を分けるのは正解かもしれませんね。
The Informationの記事では、iPhoneの生産拠点をインドに移行させているためサプライチェーンの供給に不安があるため(iPhoneのリリーススケジュールが分けられる)と理由付けられていました。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Medium