
Netflixで以前から予告されていた『火垂るの墓』の配信がいよいよスタート。
ジブリ作品としては唯一、日本国内向けのサブスク配信となります。
夏といえば、お盆シーズンの終戦記念日直前に火垂るの墓がテレビ放送されるのが夏の恒例となっていましたが、今ではそうした機会に出会うのも難しくなりました。今の時代、この作品を手軽に観るならNetflixしかありません。
Netflix版の特長は、英語音声があること。
英語音声はオリジナルを意識した吹き替えになっており、なかでも節子の声はオリジナルにかなり似ていて、さほど違和感なく観ることができます。
そして、物語のキーとなっている西宮のオバサンに関しては、何度見返しても・・・嫌悪感しかありません!
母親を亡くしたばかりの未成年の兄妹に対する、いけずで陰険で根性悪な対応をする年配女性の姿は目に余るものがあり、たとえ一部の主張が正しかろうと、こいつの言動を肯定することは一切できません。
食事のシーンでは、自分の身内には白米が大量に入った雑炊を入れるのに対し、節子や清太には、ほぼ汁のみの雑炊しか入れない。清太の母親の着物を売りさばく、その金で買った米を半分持っていく。
その米が尽きたら態度が豹変、清太や節子への当たりを強めて追い出しにかかります。
日々、嫌味を言いまくり、清太の行動を全否定。極めつけは「清太さん、また横穴いくんか? 」「そんなに命惜しかったら横穴に住んどったらええのに!」と吐き捨てるように言います。
この発言により清太は洞窟生活を決意するわけで、その結果は・・・皆さんご存知の通り。
つまり、悲劇的な結末を招いた原因の一つが、西宮のオバハンだったというわけです。
間接的であれ加害者です、こいつは。
子供時代というのは、周囲の大人によって運命が大きく左右されてしまうもの。「性根の悪い年寄りには関わらない方がいい」という教訓を、あらためて突きつけてくる名作だと思います。
素手でホタルを大量捕獲できる清太の能力の高さにも注目!
カルピス冷やしながら見てね。