さよならiPod、iPod classicがとうとう販売終了

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Ipod classic

AppleのiPodラインナップより、ついに「iPod classic」が消えました。

第6世代のiPodとして2007年9月に登場。160GBのHDDを搭載し約4万曲を持ち運べるというHDDならではのメリットから、iPod touchやiPhoneの登場後も継続販売されてきたロングセラーモデルです。ロングセラーといっても、iPhoneが主流になってからは、新規購入者はほぼおらず、iPodへのリスペクトから販売されていた節がありますが・・・。

その内に主流はiPhoneやiPadに取って代わり、音楽の聴取スタイルも有線からBluetoothへと移行、iPhoneに搭載されるNANDフラッシュも最大で128GBとなりいよいよ時代の流れから取り残され、2014年9月10日にとうとう販売終了となりました。

iPod前夜とiPod後の話

iPodの前にかつて主流だった“mp3プレイヤー”または“デジタルオーディオプレイヤー(DAP)”という存在を振り返ると、“シリコンオーディオ”と呼ばれるフラッシュストレージを搭載したものが主流でした。

最初のうちは、mp3というファイル形式からかなりあやしい系のデバイスという位置付けで、国内の主要メーカーからは黙殺されていて、RIOや中華メーカーの製品しかありませんでした。メリットとしてはmp3がそのまま再生できるということと小型軽量なことですが、当時は容量が少なくて全然曲が入らず、結果的にCDやMDとあんま変わらんという状況でした。それでも、PCやネットの普及期と重なりそれなりに市場は盛況だったことを覚えています。

その後、HDDを搭載したiPodが発売され、曲がいっぱい入るし何だかオシャレだということでじわじわ人気となっていきます。

iPodが登場してからは国内メーカーも目を向けるようになり、チラホラ出だします。その中でも、mp3を焼いたCD-Rを再生できるSONYのCDウォークマンはコスパの良い製品として人気でしたが、しばらくするとiPodに食われて消えていきました。

フラッシュから始まったデジタルオーディオプレイヤーの歴史ですが、途中でCD-RになったりHDDになったりして、またNANDフラッシュに戻ってくるという進化の過程は、少し面白いものがあります。

いずれは、iPhoneやiPadも古くさいデバイスとして消えていくのでしょうが、その時どんなデバイスが主流となっているのでしょうね。

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