EvernoteからOneNoteへの移行、専用ツールで移行作業は簡単も日付ソート問題あり

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 EvernoteExport 02 

メモ同期アプリ「Evernote」の新しいプライバシーポリシーに、一部の社員がユーザーのノートを勝手に観覧できるようになるという記述があった問題。

Evernoteに見切りを付けて、他のサービスへの移行を検討された方も多そうですが、プライバシーに敏感な大手メディアが記事にしてそれを読んだユーザーがネット上で騒いだことから、即日撤回されることになったようです。

今年、無料プランで同期できるデバイスが減らされ、さらにこのプライバシーポリシーの改悪で(撤回されたとはいえ)イメージは確実に悪くなったといえます。

他のサービスへの移行を考えると、移行先にはMicrosoftの「OneNote」が第一候補でしょうか。

プレーンテキストを同期するだけなら「Simplenote」でもいいんですけど、リッチテキストやpdfを含んだメモを同期するなら「OneNote」になりますね。

Evernoteの全ノートをエクスポートする

EvernoteExport 01

デスクトップアプリでのやり方になります。
添付ファイルなどもちゃんとエクスポートされます。 

  1. ノートブックを「すべてのノート」にする
  2. cmd + A または Ctrl + A  で全選択
  3. ファイル > ノートをエクスポート 

OneNoteの移行ツールを使う

OneNoteImporter Evernote 01

OneNoteの公式ツールとして、Evernoteからの移行ツールが用意されています。

ローカルに保存されているEvernoteのノートを自動で検索して、OneNote向けに変換してOneDrive上にアップロードしてくれるツールで、Win7以降 / OS X El Capitan 10.11以降で利用できます。

OneNoteImporter Evernote 02

OneNoteImporter Evernote 04

エクスポートしたいノートブックを選択。

OneNoteImporter Evernote 05

OneNoteを利用しているMicrosoftアカウント(旧Windows Liveアカウント)でログイン。

OneNoteImporter Evernote 06

インポート時には「ノート」→「ページ」に、「タグ」→「セクション」に変更されます。

OneNoteImporter Evernote 07

後は自動でインポートしてくれます。

OneNoteImporter Evernote 08

インポートが完了しましたが、そのままでは同期できません。

デスクトップやスマホアプリから同期するには、OneDriveに保存されているノートブックを開く必要があります。複数選択して一度に開けないのでかなり面倒です。また、OneDriveが遅いのか、読み込みにもかなり時間がかかるので、時間に余裕のあるときに行っておきましょう。

OneNoteは日付ソートが出来ない

無料で使えてセキュアでサービスが終了する気配の無いOneNoteですが、致命的な弱点として、ページの一覧で日付などでソートができません。ハッキリ言って、ノートアプリでこれは無いだろうと思うのですが、Microsoftはソート機能を実装するつもりは無いようです。

なので、インポートしたノート改めページは日付順に並んでおらず、メチャメチャ・・・。

とりあえずのソートっぽい方法

検索を「このセクション」にしてから、日付などで検索するという手があります。
無いよりはマシレベルですが。

OneNote sorttips

Windows版なら色々できる

Windows版のOneNoteではアドインが使えるので、Onetastic for OneNoteとマクロを使ってソートしたり、置換したり色々できます。マクロを使ってページの日付ソートを行う方法は、kengo700のナレッジベースに詳しい情報が掲載されているので、そちらでどうぞ。

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