Appleが開発者向けに「iOS 10.3」ベータ1をリリースしたことで、新機能がいくつか明らかになりました。まとめて簡単にご紹介します。
AirPodsを探す
「iPhoneを探す」に新しく「AirPods」を探せる機能が追加されます。
「AirPods」自体にはGPSが備わっていないので、iCloudにログインしているiOSデバイスのBluetoothの届く範囲にある場合にのみ使えます。
5〜10mの範囲をざっくりと表示、その後は、iOSデバイスと同じく音を鳴らして場所を特定することができます。この機能は、片方だけを紛失した場合でも使えます。
ファイルシステムがAPFSになる
「iOS 10.3」より、ファイルシステムがHFS+からAPFSにアップデートされます。これにより、動作速度が現在よりも若干高速化するとみられています。
APFS(Apple File System)は、フラッシュストレージに最適化されたファイルシステムで、WWDC 2016で発表されました。
Apple File Systemは、iOS、macOS、tvOS、およびwatchOS用の新しい最新のファイルシステムです。 Flash / SSDストレージに最適化されており、強力な暗号化、コピーオンライトメタデータ、スペース共有、ファイルとディレクトリのクローン作成、スナップショット、高速ディレクトリサイジング、アトミックセーフセーブプリミティブ、およびファイルシステムの基本的な機能を備えています。
iPad向けにフローティングキーボード
9.7インチ以下のiPadで使える(12.9インチiPad Proでは使えない)フローティングキーボード機能。iPhoneのソフトウェアキーボードと同じサイズで、動画再生時のピクチャインピクチャのようにドラッグして好きな場所に移動させることができます。
設定画面の一番上にApple ID
設定画面の一番上にApple IDの設定項目が出るようになりました。これまではiCloudの項目にあったものです。また、iCloudストレージの管理では、使用状況がグラフで表示されるようになっています。
その他の新機能など
- 天気アプリを3D Touchすると、時間別の天気予報が表示。
- アプリを起動させた時と終了させる時のアニメーションエフェクトのウィンドウが角丸に。フォルダと同じような感じ。
- Podcastアプリがウイジェットに対応。
- HomeKitの機能強化。
- アプリ内からアプリのレビューが可能に(設定でOFFにできる)
- CarPlayの左メニューに、最近使ったアプリのショートカットアイコン
- Source TechCrunch
- Source Steve T-S
- Source Mac Rumors