先月のジョージ・A・ロメロの死去に続いて、トビー・フーパー(74)も死去。あっちの世界ゾーンにいってしまいました。
トビー・フーパーは、「悪魔のいけにえ / The Texas Chain Saw Massacre(1974)」「ポルターガイスト(1982)」「悪魔のいけにえ2(1986)」と、立て続けにホラー映画のヒット作を飛ばしたことで知られています。
特に「悪魔のいけにえ」は、ネット時代になってから人気が再燃し、2003年にリメイク版「テキサス・チェーンソー」が、2006年には「テキサス・チェーンソー ビギニング」というレザーフェイスの母親の話が描かれましたが、やはりオリジナルには遠く及ばずでした。
この時代は「SAW」のヒットでスプラッター映画がブームになっていて、その煽りで作られたのでしょうか、やたらエグいだけの内容で、(特にビギニングは陰鬱なだけでひどかった)辟易とさせられたのを覚えています。そんな中、同時期に公開されたサバイバルホラーの「ディセント」が素晴らしく良かったですね、女子だけで洞窟探索中に謎の化物に襲われるも・・・というアレです。
ちなみに「悪魔のいけにえ」の続編「悪魔のいけにえ 2」は、デニス・ホッパーがレザーフェイス一家に復讐するというお話で、これはこれでスカっとするので、陰鬱すぎるのは疲れるから嫌だ〜〜という人も安心!
さらに、2013年に公開された「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」なんかは、正当な続編扱いのくせに主人公は無敵の女の子でハラハラ感ゼロ。コワイの嫌だ〜〜という人もチョット安心ですが、IMDBで4.8点をマークした駄作なので、お金を払って見るほどではありません。
初代「悪魔のいけにえ」のフォロワーは多く、似たような雰囲気の映画も数多くありますが、特にロブ・ゾンビの監督作品「マーダー・ライド・ショー / House of 1000 Corpses」「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2 / The Devil's Rejects」は、まんま「悪魔のいけにえ」をポップにした感じで、見比べてみるのも一興。
ロブ・ゾンビは、一貫して似たようなスプラッターホラーを作り続けているので、実は結構凄いオッサン。(13日の金曜日をアレした「ハロウィン」シリーズも作っている)トビー・フーパーとはやっぱりちょっと違いますが、フォロワーとしてはありかも。
8月29日(火)現在、Huluでは「悪魔のいけにえ 40周年記念版」「ポルターガイスト」「レザーフェイス一家の逆襲」が配信されています。
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