「iPhone X」の有機ELは焼付きが発生しにくい、有機ELを焼き付かせないためには?

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IPhoneX lineup

「iPhone X」の有機ELディスプレイ(Super Retina ディスプレイ)について、Appleが公式に“画面の焼き付き”について言及しています。

有機ELディスプレイはその特性上、液晶と比べて焼き付きが発生しやすく、少し前に発売されたGoogleの「Pixel 2 XL」でも焼き付きが報告されています。「iPhone X」に搭載されている有機ELディスプレイは焼付きが発生しにくく開発されているということですが、完全に焼き付かないというわけではありません。

長期的に使っているうちに、見え方に若干の変化が見られる場合もあります。「残像」や「焼き付き」など、画面に新しい画像が表示された後も前の画像がかすかに残って映るといった現象も、起きるようになる場合があります。

極端な例になると、高コントラストの同じ画像が長い時間表示され続けることもあります。Super Retina ディスプレイの開発にあたっては、こうした OLED の「焼き付き」現象の低減という点でも、業界最高を目指しました。

つまりは、有機ELディスプレイの焼付きはその特性によるもので、仕様ですということ。

ちなみに「Pixel 2 XL」の焼付きは、購入後1週間ほどで症状が報告されています。焼付きといっても、常に表示されているメニューバーの部分がうっすらと残像として残るレベルですが、気になる人は気になるかもしれませんね。

焼き付かせないためには?

焼き付きといえばブラウン管やプラズマが有名ですが、以前は、液晶でも焼付きが発生する時代がありました。その頃言われていた焼き付かせないための対策としては、長時間同じ画面を表示させないこと、長時間使い続けないこと、画面の明るさを上げすぎないことなどがありましたが、これは有機ELについても同じです。

高価な有機ELテレビでは「パネルメンテナンス」という焼付き防止のクリーニング機能があって、この機能を使うことで軽い焼き付きなら解消することができますが、1時間くらいかかるので、常に使いたいスマートフォンではこういう機能はあまり受け入れられないでしょう。

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