iCloudのデータはAmazonやGoogleのクラウドストレージに保存されている

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ICloud S3 GoogleCloud 01

iCloudのデータはどこに保存されている?という疑問。
実は、Appleが自社で用意したサーバーではなくて、AmazonやGoogleのクラウドストレージに保存されています。

更新された「iOSセキュリティ文書 2018年1月」によると、iCloudに保存されているデータは、Amazonのクラウドストレージ「Amazon S3」とGoogleのクラウドストレージ「Google Cloud Platform」などに保存されていることが明記されています。これらのクラウドストレージに保存されるデータは、iCloudで同期できる連絡先やカレンダー、iOSのバックアップ、フォトストリーム、iCloud Driveのデータ、iCloud Backupのデータなど。

これまでiCloudは、「Amazon S3」と「Microsoft Azure」という各クラウドストレージサービスを利用しているとされていましたが、更新された「iOSセキュリティ文書 2018年1月」では、「Amazon S3」と「Google Cloud Platform」に置き換わっています。「Microsoft Azure」の記述が無くなったことで、MicrosoftからGoogleに乗り換えたのでは?という見方もあるようです。

iCloudが他社のクラウドストレージを利用している理由は、コスト削減。
自社でサーバーを運用するよりコストが安いということで、利用しているということです。最大手のAppleですらそうなんですね。

iCloudには個人情報がふんだんに含まれているので、不安な人もいるかもしれませんが、iCloud Driveのデータの取扱方法を見る限りでは、Appleが自前でサーバーを運用して一括管理するよりも安全かもしれません。

ICloud S3 GoogleCloud 02

iCloudのファイルはチャンクに分割され、SHA-256 / AES-128で暗号化されます。メタデータのみがiCloudアカウントに保存され、暗号化されたチャンクはユーザーの識別情報無しでAmazon S3やGoogle Cloud Platformのサーバーに保存されます。仮に片方のデータが流出したとしても、紐付けされたり復号化される心配はまずありません。

Googleレベルになると、電磁パルス攻撃対策もしてそうですよね。

ちなみに、ネット決済サービスのPayPalや音楽配信サービスのSpotifyも、このGoogle Cloud Platformを利用しています。

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