新ファイルフォーマット「APFS」のサポート対象になるFusion Driveとは?

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Fusiondrive apfs

近々、「macOS High Sierra」で、Fusion Driveも「APFS」でフォーマットできるようになります。

「macOS High Sierra」より実装された新しいフォーマット「APFS」は、フラッシュストレージ向けのフォーマットで、従来のHFS+よりもファイルの読み書きが高速になるというメリットがあります。

Fusion Driveは、フラッシュストレージの速度とHDDの大容量の利点を併せ持つストレージで(公式にはそうある)、iMacとMac miniの構成としてのみ提供されています。

家にあるMac miniは、内蔵のHDDをSSDに換装して外付けHDDを接続。システムファイルなどはSSDで、画像や動画ファイルなどは外付けHDDに保管するという一般的によくある運用をしていますが、Fusion Driveもそれと同じ感じで、よく使うファイルはフラッシュストレージの部分に、あまり使わないファイルはHDDの部分に自動で保管されるようになっています。

が、Fusion Drive自体が微妙という意見もあります。

これは、SSDの容量が極端に少ないモデルがあることが最大の理由です。

例えば、2017年モデルのiMacでは、1TBのFusion Driveに搭載されているSSDの容量は32GBしかありません。これなら内蔵をフラッシュストレージにして、外付けHDDを接続するほうが圧倒的にマシでしょう。

1TBのFusion Driveは完全に罠です。

また、2TBや3TBのFusion Driveでも、SSDの容量は128GBとなっています。

2018年現在の感覚で見ると、これでも少ないな〜という印象を受けますね。 

SSDとHDDのハイブリッドの製品はSSHDとして普通に市販もされていますが、全く人気はありません。もうシステムはSSDがデフォという意識になっていて、中途半端なSSHDなんて見向きもされていないのが現状です。AppleがいつまでFusion Driveを提供し続けるのかは分かりませんが、今回の「APFS」のサポートによって、もうしばらくは継続されるんだろうなということが伺えます。

(外付けHDDは絶対嫌だという人にとっては、Fusion Driveは良いと思います)

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