EUで販売するスマホにUSB-C搭載が義務化、iPhoneやAirPodsもUSB-C搭載へ(2024年から)

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Iphone15 usb cport support

iPhoneユーザーにとっての悲願が、やっと叶う日が来そうです。

EUで販売するスマートフォンなどガジェット類の充電用ポートをUSB-Cに統一する法律が可決され、スマートフォンは2024年末までに、ラップトップPCは2026年頃にUSB-Cポートの搭載が義務化されることになりました。

Apple製品では、MacBookシリーズやiPadシリーズはすでにUSB-Cポートへの移行を済ませており今回の影響は受けませんが、iPhoneはまだLightningポートを搭載しているので、今後登場するモデルにはUSB-Cポートを搭載しないとEUでの販売ができなくなるので、2024年に登場するiPhoneにUSB-Cポートが搭載されるのは確定となります。

iPhoneへのUSB-Cポートの搭載に関しては、来年の2023年秋に登場するiPhone 15シリーズでUSB-Cポートが搭載されると予想されていますが、今回のポイントは、全てのスマートフォンのポートをUSB-Cに統一する必要があるという点です。

つまり、ハイエンドモデルなどの一部モデルのみではなく、2024年に登場する全てのiPhoneにUSB-Cポートが搭載されるということになります。また、同じタイミングでAirPodsやMagicKeyboardの充電ポートもLightningからUSB-Cへ移行されることになります。

USB-Cへ移行する義務のあるApple製品

  • iPhone
  • AirPods
  • Magic Keyboard
  • Magic Mouse
  • Magic Trackpad
  • Siri Remote

EU USB C Mandatory 01

USB-C搭載によるメリット

  • USB-Cケーブルが1本あれば様々なデバイスを充電できる
  • 外出時でもUSB-Cケーブルだけを持ち運べばいい
  • Lightningケーブルよりデータ転送速度が速い
  • USB-CハブやポータブルSSDなどの周辺機器が共用できる

USB-C搭載により考えられるデメリット

  • これまで使っていたLightningケーブルがゴミになる
  • Lightning接続の周辺機器が使えなくなる
  • Lightningポート搭載のiPhoneや周辺機器が陳腐化して価値が落ちる

Lightning to USB-C変換アダプターもあるにはありますが、2個で1,000円くらいするので、それならUSB-Cケーブルを買った方が早いし、LightningケーブルをはじめLightningコネクタ搭載の周辺機器は一気に陳腐化することが予想されます。

USB-Cへ移行しても、Apple製品は陳腐化しにくい

Lightningポートの搭載は、2012年のiPhone 5から始まりました。実に10年の歴史があり、数多くのApple製品に搭載されています。

iPhone本体に関しては、2022年のiPhone 14シリーズまでLightningポートを搭載しているので、Lightningポート搭載のiPhoneの価値がいきなり落ちるということは無いでしょう。人気の高い製品なので、中古市場でも少し価格が落ちるくらいで落ち着くと思います。

「iPhoneがUSB-Cポートに移行したら、投げ売りされるLightningポート搭載の旧モデルを安く買ってやるぜーっ!」と考える人が多く出てくると、そんなに価格は落ちないでしょう。

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