近うちに日本で「iPhone XR」が値下げされるようです。
Appleは、予想外に売れ行きが悪い「iPhone XR」の販売を促進するために、日本国内のキャリアに補助金を出す予定であることをWSJが伝えています。
この補助金を使って、キャリア側は「iPhone XR」の価格をさらに割引するといいます。いくら値下げされるのか?Appleの販売するSIMフリー版も値下げされるのか?など詳しい情報については、来週にも明らかにされるということで、近い内に値下げが行われるのは確かなようです。
発売からわずか1ヶ月で値下げが検討されるというのは、かなり異例なこと。
特に日本は、世界でも珍しいくらいiPhone人気が強い国です。その日本で最新モデルを速攻で値下げするということは、それだけ切羽詰まっている状態ということが伺えます。
現在の売れ線モデルは「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」。
価格が手頃で性能も最新モデルとさほど変わらないということで、国内外で人気です。
いくら値下げするのかわかりませんが、「iPhone 8」からわざわざ買い換えるほどでも無い為、値下げ幅によってはあまり効果がないようにも思えます。
また、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」も売れ行きが予想より下回っており、この影響で「iPhone X」が再生産される可能性があるといいます。
AppleはSamsungと有機ELディスプレイの大口契約を交わしていますが、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の生産を縮小することになったので、大口契約に必要な注文数を下回ってしまうことになり、その分の有機ELディスプレイを生産しなければならなくなったために「iPhone X」を無理やり再販するかもという話になっています。
ただし、この再生産された「iPhone X」が市場に出回るかどうかは不明。
製品保証のための交換用に保管される可能性が高いといいます。
また、「iPhone X」のディスプレイといえば、タッチ操作ができなくなる問題で無償修理プログラムの対象となっているので、そちら側に回すことも考えられます。
- Source 9to5Mac
- Source WSJ