2018年に発売されたiPhoneの売れ行きが、Appleの予測を大幅に下回ることが明らかにされました。(みんな知ってた)
Appleが、2018年10月〜12月期の売上高について約840億ドルになりそうだと見積もり、予想されていた890億ドル〜930億ドルを下回る結果になることを発表しました。
- 2018年10月〜12月29日までの売上高が約840億ドル
- 840億ドルの内、38%が利益になる
- 営業費用として87億ドルかかっている
iPhoneの売上が落ちた原因について、以下の2つの要因が大きく影響したといいます。
- ドル高になったこと
- 新興市場で景気が低迷したこと
新興市場、特に中国では2018年後半に経済成長が減速しはじめ、スマートフォン市場も縮小傾向に。その結果、販売価格が高価な新型iPhone(iPhone XS, iPhone XS Max)への買い替えが予測を大幅に下回ったようです。
iPhone Xから始まったハイエンド・高級モデル路線ですが、景気が低迷すれば、一気に不人気モデルになることが浮き彫りになりました。
また、米中貿易戦争の影響もありそうです。
アメリカでは「脱中国」、中国では「脱アメリカ」が進む中で、Apple製品はどうなっていくのでしょうか?
またこのAppleの発表には、日本市場と思われる内容もあります。
一部の先進国市場(多分、日本市場のこと)でも、新型iPhoneへの買い替えが予想していたよりも行われなかった。これは、2018年12月末まで実施された「iPhone バッテリー交換サービス」が大きな要因だと考えられている、とあります。
実際、多くの人がバッテリーを新品交換してもらって「これで、あと2年戦えるぜ〜〜〜!」となっている状態。2019年モデルのiPhoneが相当魅力的でない限り、2019年も買い替え需要は低まったままになる予感。
実はiPhoneはかなり利益率が高いので、Apple次第では、もう少し値下げすることも余裕です。
2019年モデルのiPhoneはどうなるでしょう。
- Touch ID復活!
- 3.5mmイヤホンジャック復活!
- 価格は6万円台から!
だったらいいな。
- Source 朝日新聞デジタル