2019年モデルの新しいAirPodsにはApple H1チップが搭載されていますが、このチップの処理能力は、「iPhone 4」に搭載されていたApple A4チップと同等の性能があるようです。
しかも片方だけで。
つまり、新しいAirPodsは両耳にiPhone 4をぶら下げているのと同じということ?
技術の進歩でチップはシュリンクされて小さくなり、その結果、あの小さなAirPodsに搭載されるまでになったということですね。「iPhone 4」は2010年6月24日に発売されたモデルなので、ほぼ9年前。9年も経てばシュリンクがここまで進んでもおかしくはないか〜。
そんなこんなで「iPhone 4」と同等の処理能力を得たことで、新しいAirPodsはマルチタスクに対応。“Hey Siri”で音声操作にも対応しましたし、その他にも、ペアリングしているデバイスの切り替えスピードが2倍になったり、ゲームプレイ時の音声のラグが30%減少し、複数の加速度センサーを制御するなど、処理能力の向上による恩恵はかなりのもの。
外見上は初代と変わりありませんが、中身はかなり変わっているんですね。
AirPodsの内部パーツ
- Apple H1
- Cypress SoC
- Maxim audio codec
- Bosch BMA280 accelerometer
- STM 3 axis accelerometer
- STM regulator
- TI data converter
- Goertek MEMs microphones
- Source Brian Roemmele