macOS版iTunesの提供終了がWWDCで発表、iOSアプリ統合版への移行期に入る

当サイトの記事には広告が含まれます。

ITunes Icon 1

Appleが、どうやらアプリとしての「iTunes」の提供終了をWWDC 2019で発表するようです。

今月開催されるWWDC 2019の発表内容について推察しているBloombergの記事によると、Appleは、iPhoneやiPad、Apple Watch、MacなどすべてのAppleデバイスで動作するアプリの提供を計画していて、今後数年かけてプラットフォームを統合させていこうとしているといいます。この計画は2017年頃より噂になっていましたが、いよいよ移行時期に入ったらしく、「iTunes」もiOSアプリ寄りに「Music」や「TV」「Poscast」などの複数のアプリに分割されることになります。

今回新しくmacOS 10.15に搭載される「Music」アプリは、iOS版の「Music」が移植されたものではなく、macOS版のiTunesをベースにしたものとなっていて、iPhoneやiPadとの音楽ライブラリ同期機能は備わっています。

かつての「iTunes」は、音楽ライブラリを形成して再生するためのメディアプレイヤーとして、またはiPodに転送するためのソフトウェアとして使われてきました。

iTunes Storeのサービスが開始されてからは、購入した音楽や映画を視聴したりiPodに同期することも可能となり、その後、iPhoneが登場してからは、音楽ライブラリとApp Storeで購入したアプリの同期とデバイスのバックアップ用途に使われてきました。

iOSアプリのインストールはiPhoneやiPadなどのデバイス単体で行うようになり、バックアップはiCloud Drive、音楽はApple Musicなどのストリーミングサービスが主流になったことで、「iTunes」の必要性が薄れているのは確か。

いまさら「iTunes」が無くなるといっても、そんなに困ることはなさそう?

またこの他、iOSの標準アプリでは、「リマインダー」と「ヘルス」アプリが刷新。
「iPhoneを探す」と「友達を探す」アプリが統合されて1つのアプリとなり、「マップ」「メッセージ」「iBooks」「メール」なども変更が加えられるようです。これらは「iOS 13」で実装されるとされています。

iPhoneを主軸としている「iOS 13」ですが、iPadやApple Watchには独自の新機能が盛り込まれます。

iPadは、ホーム画面や複数のアプリを同時に使える機能が強化されれ、さらに使いやすく進化。

Apple Watchは、App Store、電卓、ボイスレコーダー、メッセージなどの標準アプリを実装することで、iPhoneに依存しない独立したデバイスとして機能するようになるといいます。

関連するエントリー

PR

楽天モバイル