2020年モデルのiPhoneは中国BOE製の有機ELディスプレイになる?

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BOE AMOELD

Appleが、iPhoneに搭載する有機ELディスプレイのサプライヤーとして、中国メーカーのBOEに声をかけていると日経が報道しています。

その目的はコスト削減と、あと色々。

iPhone向けの有機ELディスプレイは、韓国メーカーのSamsungが製造する有機ELパネルが採用されています。そして、ほぼSamsungが独占供給している状態です。昨年、LGも有機ELのサプライヤーとして参加するという報道がありましたが、どちらにしても韓国メーカー無くしては今のiPhoneは作れない状態になっています。

ただ、有機ELパネルはコストがかなりかかるようで、iPhoneを製造するときにかかるコストの約3割を有機ELディスプレイが占めています。

それを、中国メーカーのBOEが製造する有機ELディスプレイに変更することで、SamsungやLGが製造する有機ELディスプレイにした時よりも2割ほど安くあがるのだそうです。

中国で製造したiPhoneを米国内で売る場合、追加関税が10%もかかりますが、BOE製の有機ELディスプレイにすることで製造コストを削減し、追加関税を相殺する目的もあるようです。

iPhoneの販売価格を上げずに追加関税の問題をクリアする、販売価格の高騰による消費者離れを食い止める、そしてさらには、SamsungやLGなどの韓国メーカーに有機ELディスプレイの値下げを検討させるプレッシャーをかけることができる、いろんな目論見があるみたい。

中国製の有機ELディスプレイというと品質が気にかかるところですが、どうなるでしょうか?

採用されるとすれば、2020年モデルのiPhoneからとなります。

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