カメラレビューサイトのDXOMARKで「iPhone 11」のレビュー記事が掲載されています。
「iPhone 11 Pro Max」のカメラレビューは発売直後に行われたので、「iPhone 11」のカメラもそれと同じでしょ?みたいな感じになっていましたが、数ヶ月の時を経て「iPhone 11」のカメラレビューが掲載されてみると、やっぱりちょっと違うみたい。
「iPhone 11」のスコアは写真112、動画101、総合109。
「iPhone 11 Pro Max」は写真124、動画102、総合117。
動画撮影のスコアはほぼ同じですが、写真撮影に関しては別物ですね。
ちなみに前モデルの「iPhone XS Max」は、写真110、動画96、総合106となっています。
「iPhone 11」と「iPhone 11 Pro Max」で撮影した写真の比較を見ると、どれだけ違うのかがわかりやすいです。
「iPhone 11」には望遠レンズが搭載されていないので、風景写真を撮影した時は遠くのディテールがあまり鮮明では無いというのがあります。
下の写真がめちゃくちゃわかりやすい↓
左が「iPhone 11」 右が「iPhone 11 Pro Max」
どうも、遠くにある複雑で暗い場所が苦手のようです。
(「iPhone 11 Pro Max」でもそんなにキレイというわけじゃないけど)
遠くにあっても、明るい色で単純な形状ならそんなに変わりません。
ポートレートモードでの撮影もちょっと違います。
こちらの比較写真は、背景と被写体のボケの境界線が「iPhone 11 Pro Max」の方がハッキリしているというものですが、それよりも気になるのが画角ですね。
「iPhone 11」で撮影したものは広角で背景も広く写っていますが、「iPhone 11 Pro Max」の方はかなり寄った画角になっています。
ポートレート写真としては「iPhone 11」で撮影した方が良いように感じます。
↓ 下は「iPhone 11 Pro Max」と「Galaxy S10+」の比較写真 ↓
この比較も面白い。
肌感が全く違いますね。
画角とボケの処理は「iPhone 11」と「Galaxy S10+」が似ていて、「iPhone 11 Pro Max」はクッキリハッキリな画質。「iPhone 11」と「iPhone 11 Pro Max」は美肌フィルターが掛かっていないのに対して、「Galaxy S10+」はちょっと過度なくらい美顔フィルターがかかるという。さすが韓国メーカー。
また、画角の影響は人物にも大きく影響を与えます。
「iPhone 11」と「Galaxy S10+」は、人物が小さく丸みを帯びて見えますが、「iPhone 11 Pro Max」は大きくスリムに見えます。
こうやって見比べると、写り方がかなり変わってきますね。
スリムが良いか、小顔がいいか?
真実を写す鏡がいいか、自惚れ鏡が良いか?
後者の方が喜ぶ人は多そうです。
というわけで、風景写真なら「iPhone 11 Pro」。
人物写真なら「iPhone 11」の方が向いている・・・かも。
- Source DXOMARK