FiLMiCから、マルチカムビデオアプリ「Doubletake」がリリースされています。
iPhoneに搭載されているアウトカメラやインカメラなど複数のカメラに映る映像を、1つの動画として撮影できるカメラアプリです。
アプリ自体はiOS 13以降のiPhoneなら何でも動作しますが、肝心のマルチカムビデオ撮影ができるのは、「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」「iPhone 11」「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」に限定されています。
昨年のiPhone 11発表イベントで公開され、かなり期待値の高かったアプリ。
機能はどんなもんでしょうか?
まず最初に、ちょっと残念なお知らせがあります。
それは、フレームレートが30fpsまでという点。
選択できる解像度は1080p。(マルチカムのAPIが最大1080pまで)
フレームレートは24fps / 25fps / 30fpsとなります。
解像度はともかく、フレームレートが60fpsに対応していないのは・・・ちょっと厳しい。
iPhone 11で使ってみた
「iPhone XS」や「iPhone 11」には3つのカメラレンズ、「iPhone 11 Pro」には4つのカメラレンズが搭載されています。この「Doubletake」では、そのうち2つのカメラレンズを選択して、1つの動画として収録できます。
撮影モードは3種類あります。
画面内にピクチャ・イン・ピクチャで表示するワイプ方式。
画面を二分割にするモード。
もう1つは、2つのカメラで同時撮影するモード。
同時撮影モードを選ぶと、それぞれのカメラレンズで撮影した2つの動画ファイルが作成されます。後から編集するのなら、この撮影モードが良いでしょう。
画面2分割モードで撮影した動画はこんな感じ。
縦にするとこんな感じ。
縦にするとPiPのワイプも縦になります。
撮影された動画は、H264の.movファイルとして保存されます。
iPhone1台でここまでできるようになったか〜という感動もありますけど、とりあえず60fpsに対応してくれんことにゃ、あんまり使えないですね。今後、アプリのアップデートで対応してくれるといいけど。