iPhoneで動画撮影を行うのに、外部マイクは必要?
自分に関しては、必要ではないと感じるケースが増えてきました。
特に、ジンバル(スタビライザー)を使って動的な撮影を行うのであれば、外部マイクの配線がジンバルの動きを阻害することがあり、むしろ外部マイクを取り付けない方がいいという考えに変わりました。音質面でも、そんなに悪くないんですよね。
iPhoneの内蔵マイクは十分な音質に達している
たしかに、以前のiPhoneの内蔵マイクでは、音質が微妙なモノラル音声でしか録音できませんでしたが、iPhone 12辺りからは、それなりの音質でステレオ録音ができるようになりました。外部マイクと比べると若干こもり気味の音質ですが、小さなマイクにしては集音性もまずまず。音質にそこまでこだわらないのであれば、iPhoneの内蔵マイクだけで十分事足りるレベルに達しています。
iPhoneでの動画撮影時に、外部マイクと内蔵マイクを使う場合のメリットとデメリットを並べてみても、内蔵マイクはそんなに悪くないんですよね。
外部マイクのデメリット
- 場所によっては悪目立ちする
- ちょっと重くなる
- セッティングが面倒臭い
- ジンバルで使うと可動によってコードが引っ張られて接続部分の接触が悪くなり、音が途切れる事がある、音が途切れることで音ズレすることもある
外部マイクのメリット
- 音質が良い
- 集音性が高い
- 音質を細かくセッティングできる
- 強風時でもモコモコが風切り音を低減してくれる
内蔵マイクのメリット
- 手軽に撮影できる
- あまり目立たない
- ジンバルを縦横無尽に可動させられる
内蔵マイクのデメリット
- 音質があまり良くない
- 集音性があまり良くない
- 強風時は風切り音が入る
- 他の動画系アプリやゲームを立ち上げていると、録音できていなかったりノイズが入る事がたまにある
三脚で固定してiPhoneを動かさずに使うのなら、外部マイクでもいいと思いますが、ジンバルを使って移動しながら撮影するのであれば、内蔵マイクの方が向いています。音質はたしかに少し落ちるのですが、正直それほどの差はありません。ヘッドホンで聴いて初めてわかるレベルです。
YouTubeなどで使う動画なら、内蔵マイクでも十分でしょう。
外部マイクはセットアップや撤収に時間がかかるのも問題です。サクッと撮影したい時は、このセットアップが心理的な負担になります。
なんでもかんでも外部マイクを使うのではなく、撮影シーンで使い分けるといいかと思います。
マイクを上手く使い分ける
- サクッと撮影する:内蔵マイク
- スタビライザーで撮影:内蔵マイク
- 強風時に撮影:外部マイク
- 室内での固定撮影:外部マイク