Appleマップで集計されたモビリティデータを使って、人々の移動量の変化をグラフ化したツールが公開されています。
こちらのモビリティデータは匿名で集計されたもので、世界63カ国の主要都市で、人々の動きがどう変化したかをチェックすることができます。日本国内のデータもあって、東京、大阪、名古屋、福岡などの人の動きをチェック可能。国別のデータはCSVファイル形式での配布も行われています。
データは、徒歩、車、電車の3つのカテゴリからなり、1日毎に更新されます。
緊急事態宣言や休業要請で、人の動きがどう変わったのか?
ちょっとチェックしてみましょう。
東京のデータがこちら。
2020年1月13日〜4月13日までのデータになります。
パーセンテージの表示は、2020年1月13日の状態を100%とした場合の値。
3月末に一気に人の動きが無くなっています。
連休前の状態ですね。
ただ、その状態は一時的なもので、再びベースライン近くまで戻ってから、4月に入ってまた下降傾向。
移動手段でみると、徒歩で出歩く人が最も減少しています。
こちらは大阪のグラフ。
東京と比べると、なだらかに右肩下がりのグラフを描いています。これが収益や株価のグラフならかなりやばいグラフですが、自粛グラフとしては変動が少なくていい感じ。
先週末は、東京と大阪ともに過去最高の自粛。
週が開けて人々が動き始めても、先週より下回っています。
こちらは福岡のグラフ。
やはり東京と比べるとなだらかに推移していて、大阪とよく似ています。
大阪と福岡。
確かに共通点はありそうですね。
街の規模や人口密度、公共交通機関の発達具合や道路の混雑具合、なども影響しているでしょうし、一概にはどうこう言えませんけど。
今回のことで一番びっくりしたのは、Appleマップを使っている人が案外いるということ。デフォで入っているアプリの強みかな。