2020年モデルの新型iPhone SEは、iPhone 8をベースにしている。
ということは、共通のパーツも多くあるということ。
iFixitが分解してこれをチェックしたところ、「カメラモジュール」「ディスプレイアセンブリ」「SIMカードトレイ」「Tapticエンジン」についてはiPhone 8と互換性があり、共通のパーツが使用されていることが確認されています。
バッテリーについては、容量も形状も全く同じなのですが、ロジックボードに接続するコネクタの形状が異なる為、iPhone 8用のバッテリーを流用することはできないとのことです。
新型iPhone SEに流用できるiPhone 8用のパーツ
- カメラモジュール
- ディスプレイアセンブリ
- SIMカードトレイ
- Tapticエンジン
この中で交換頻度が最も高そうなのは、ディスプレイアセンブリ(画面パーツ一式)でしょうか。
iPhoneの画面が割れたので修理するというのはよく聞く話です。
ただし、Appleのスクリーンプログラマで認証を行えない素人が画面交換を行うと、True Toneが無効化されてしまいます。また、ホームボタンの交換ができないというデメリットもあります。
新型iPhone SEの画面交換費用は、Appleにお願いしてもそこそこ安く済むので、純正パーツで修理してもらうのがベスト。バッテリー交換に関しても同様に、純正のバッテリーパックじゃない場合は警告メッセージが設定に表示されるようになります。
というわけで、旧型のiPhone SEの様に自分で色々交換するということは、新型iPhone SEではあまり現実的ではないようです。
新型iPhone SEの修理費用
- AppleCare+で画面交換:3,400円
- AppleCare+でバッテリー交換:0円
- 保証対象外で画面交換:14,500円
- 保証対象外でバッテリー交換:5,400円
では、もし新型iPhone SEで画面がバリバリに割れてしまったらどうするか?
AppleCare+ならそのまま修理。
保証対象外なら、修理せずに売っちゃうという選択肢もあります。
世の中には物好きもいるので、画面が割れていてもiPhoneならそこそこの値段で売れますから、修理に出すよりも、売っぱらって買い換える方が結果的にお得だったりします。
特に、本体価格が安い新型iPhone SEなら。
iPhone 8より安い新型iPhone SEの修理費
こちらは iPhoneの画面交換の費用。
ちょっと面白いのが、iPhone 8の画面修理費用より新型iPhone SEの方が1,900円安い!?
同じパーツを使っているのに。
謎です。
- Source iFixit