iOS 14のベータ版に実装されている新機能には、言われないと気が付かないような地味なものもあります。
今回はその地味な新機能についてご紹介します。
まずは、カメラの起動を知らせるドット表示から。
iOS 14では、カメラを起動しているときは右上に緑色のドットが表示されるようになっています。
ベータ版だから表示しているのかな?と思っていたのですが、これもiOS 14の新機能だということでした。
カメラがONになっている時は緑色のドットが、マイクがONになっている時は黄色のドットが表示されます。
例えば動画撮影アプリを立ち上げると、緑色と黄色が交互に点滅する感じ。
バックグラウンドでカメラやマイクが有効になっている時は、ステータスバーにドットが表示されます。
つまり、バックグラウンドでカメラやマイクが起動しているのを知ることができる機能です。
でも、これって一体どういう使い道があるんでしょう。
怪しいアプリが勝手にカメラを起動して撮影するのを防ぐとか?
またこの他、コントロールセンターの上部に最近使ったアプリとしてカメラが表示されるようになりました。
ここをタップするとすぐにカメラに戻れるので、そこそこ便利です。
さらに、アクセシビリティに「バックタップ」も追加されました。
iPhoneの背面を2回または3回タップすると、それに応じたアクションを実行できる機能。保護ケースを装着していても動作します。これはちょっと使い道がありそうですね。
iOS 14 has a new Back Tap feature in Accessibility and it's wild. You can perform quick actions by double- or triple-tapping the *back of your iPhone*. Literally quick taps on the back; works with a case on.
— Federico Viticci (@viticci) June 23, 2020
These include system actions as well as custom shortcuts. pic.twitter.com/87uJU9qAtu
ただし、このバックタップが使えるのは一部機種に限られるようで、iOS 14をインストールしている「iPhone SE 2020」には、その設定がありませんでした。
対応機種なら、通話オーディオルーティングの下にバックタップという項目があります。
iOS 14は「iPhone 6s」以降のiPhoneで利用できますが、機種によって使える機能と使えない機能があるので注意が必要です。といっても、今回紹介した新機能が使えなくても別にどーってことはないか。