本日、iPhone 12シリーズが正式発表されました。
直前の製品写真リークもあり、個人的には「こんなものかな」という感想を受けましたが、ネット上では「がっかりした」という意見もチラホラ目にします。確かに、噂されていた機能は全て搭載されたわけではありませんし、そう考えると残念なポイントというのも確かにあります。
噂されていたiPhone 12のスペックと実際のスペックを比較すると、実現されなかった新機能も多くあり、それが「がっかりポイント」になっているのは確かです。
iPhone 12シリーズで実現されなかった噂をチェックしていきましょう。
電源ボタン内蔵式のTouch IDは搭載されず
9月にiPad Air 4が発表され、A14 Bionicチップと電源内蔵式のTouch IDを搭載していることが明らかになりました。
電源内蔵式のTouch ID、これは当然iPhone 12シリーズにも搭載されるだろうと誰もがそう考えていたところ、正式発表では生体認証について一切触れられることもなく、スペックをチェックしてみるとFace IDのみでした。
理想ではFace IDに加えてTouch IDも使える!というものでしたが、現実はFace IDのまま変わらず。
ディスプレイは120Hzに対応せず
iPhone 12 Proは、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzに加えて120Hzにも対応するという噂。この噂については以前から根強くあり、iPhone 12 Proのセールスポイントの1つになるはずでしたが・・・。
搭載されているSuper Retina XDRディスプレイは60Hzのまま、120HzのProMotionテクノロジーには非対応。
高価なモデルだけに、かなり大きながっかりポイントとなります。
(今後のiOSアップデートで120Hzがサポートされるのなら、発表イベントで触れられているはず)
Lightningポートのまま
かつてのiPhone 12の噂ではUSB-Cポートが搭載されるというものがあり、それが根強く残っていましたが、保護ケースメーカーから流出した3DCADデータによって、どうやらLightningポートのままのようだという噂が出てからは、そうなんだ・・・みたいな空気になりつつも、こちらもやっぱり直前のiPad Air 4の登場でUSB-Cポートを採用していたことから、もしかすると?みたいな期待もちょっとはありましたが、結果的にはLightningポートまま変わらず。
iPhoneの出力ポートについては、今後はUSB-Cに移行するという噂とポート自体を廃止してワイヤレス / ポートレスな仕様になるという噂に分かれています。どちらにしろLightningポートは近い将来廃止されるわけで、それなら早めに決断をしてもらいたかったというのがあります。
Apple Pencil非対応、SmartConnector非搭載
Apple PencilについてはiPhone 12 Pro Maxのみ使えるという噂、同じくProモデルのみSmartConnectorが搭載されてキーボードなどの周辺機器が登場するという噂がありましたが、どちらも実現はされませんでした。
こちらについては「iPad買えよ」で終わる話なので、どうでもいい?
充電アダプターやイヤホンは付属しない
こちらは前々から噂にはなっていたけど、ちょっとしたがっかりポイント。
イヤホンはまあいいとしても充電アダプターが付属しないのは、冷静に考えるとおかしいですよね。付属品はUSB-C - Lightningケーブルのみで、充電アダプターは別途ご購入くださいっていうスタンス。Appleじゃなかったら批判されまくっていたでしょこれ。
充電アダプターが付属しない理由として、環境を考えた取り組みの一貫としていますが、どっちみち他メーカーの製品を購入するんだから環境的には変わらないだろっていう。正直にコストダウンのためと言ってほしかった。
というわけで、噂されていたけど実現されなかったiPhone 12の機能でした。
この中でも、Touch ID非搭載はちょっと影響ありそう。
基本的な使い方はiPhone Xから変わらないというのも、ちょっとマンネリ感がありますしね。