AppleシリコンMacのCPU性能は16インチMacBook Proより上

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AppleM1Mac 3model 01

M1チップを搭載したAppleシリコンMacをサポートしたベンチマークソフト「Geekbench 5.3」がリリースされ、それを使ったベンチマークテスト結果が公開されています。

このバージョンでは、AppleシリコンMacのネイティブ動作時のベンチマークと、x86をエミュレーションするRosetta 2でのベンチマークの両方のスコアを算出することができます。これにより、ARMアーキテクチャとなったM1チップのパフォーマンスはもちろん、従来のIntel Mac用のアプリをエミュレーションした場合のパフォーマンスが分かります。

Apple M1チップ(ネイティブ)

  • クロック周波数:3.20 GHz
  • L2キャッシュ:4MB
  • シングルコア:1715
  • マルチコア:7422

Apple M1チップ(Rosetta 2)

  • クロック周波数:2.40 GHz
  • L2キャッシュ:8MB x 2
  • シングルコア:1313
  • マルチコア:5888

このスコアはIntel Macと比べてどんなもんなのか?

まずはシングルコアのスコアから見ていきましょう。

シングルコアのベンチマークスコア

AppleM1 Benchmark 01

AppleシリコンMacが圧倒的トップに君臨しています。

ネイティブのスコアは「1715」、Rosetta 2でエミュレーションしたスコアは「1313」。

実機のIntel Macよりも、AppleシリコンMacのRosetta 2でエミュレーションしたスコアの方が上という結果になります。

マルチコアのベンチマークスコア

実際の性能の目安となるのはマルチコアのスコア。

こちらはコア数の多いMac ProやiMac Proがトップに君臨していて、AppleシリコンMacは中堅の位置になりますが、Intel Mac時代の前モデルと比べて性能は格段にアップしています。

AppleM1 Benchmark 02

ネイティブのスコアは「7422」、Rosetta 2でエミュレーションしたスコアは「5888」。

Apple M1チップ向けのネイティブアプリなら、16インチMacBook Proよりも速く動作するということ。

Intel Mac向けのままのアプリでもエミュレーションされて、15インチMacBook Proや27インチiMacの最新モデルと同じくらいの速さで動作するということが分かります。

めちゃくちゃ速いですね。

M1ネイティブアプリなら、1年前のハイエンドラップトップの16インチMacBook Proよりも速いという。そして、Intel Macアプリをエミュレーションしてもそんなに遅くならない

でも、これはCPUのベンチマークスコアのみでの比較。

実際に使うとなると、RAMの速度やGPUの処理能力もかなり重要になってくるので、その辺りはどうなのか?も気になるところです。

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