M1チップを搭載した新型iPad Proのベンチマークテスト結果が公開されました。
Apple製品のベンチマークでおなじみ、Geekbench 5を使ったベンチマークテスト結果になります。
一般販売の5月下旬に先駆けてのベンチマーク。新型iPad ProはM1チップを搭載していることから、ベンチマークスコアは他のM1 Macと変わりません。
シングルコア1716、マルチコア7282。
このスコアは、M1 Mac miniやM1 MacBook Air / Proとほぼ同じです。
ベンチマークに使われているのは12.9インチiPad Proで、RAMは16GB。
新型iPad ProのRAMはストレージ容量によって変わり、128GB / 256GB / 512GBは8GB RAM、1TBと2TBは16GB RAMを搭載しているので、今回のベンチマークには1TBまたは2TBモデルが使用されているようです。M1チップをそのまま流用しているので、その辺りもM1 Macと同じ仕様になります。
Macのベンチマークスコア(マルチコア)との比較
M1 iPad Proのスコアは7282なので、M1 Mac勢とほぼ同じ。
iOSデバイスでありつつ、処理能力は一昔前のMac Proに匹敵するスペック。
iOSデバイスのベンチマークスコア(マルチコア)との比較
iOSデバイスのベンチマークスコアは、これまではA12Xチップを搭載する旧型iPad Proのスコア4809がトップでした。それが、M1 iPad Proになったことでいきなり51%のアップ!
一気に数世代くらい進化した感じですね。
iPhone 12シリーズのA14チップでも4000前後、M1チップの凄さがわかります。
A14チップとM1チップとでは搭載されているコア数が違うので、差がハッキリと出ます。
M1 iPad Proは旧型モデルよりも重量がアップしたとはいえ、それでも11インチで466g / 468g、12.9インチで682g / 684g。MacBook AirやMacBook Proの半分の重さなので、macOSや特定のアプリケーションが必要無いのであれば、M1 iPad Proを日常のラップトップ代わりに使うという選択肢もありでしょう。
- Source Geekbench Browser