気になるApple M1チップの性能は?
発売日の11月17日に先駆けて、ベンチマークテスト結果や技術データが公開されています。
M1チップはA14チップをベースにしていると思われますが、Geekbench 5のスコアで比較すると、CPUのシングルコア動作時は同じくらいですが、マルチコア動作時では約2倍ほどM1チップの方が高パフォーマンスとなります。
また、GPUのパフォーマンスもM1チップの方が約3倍ほど高いという結果が出ています。
Apple M1チップのスペック
- クロック周波数:3.1GHz
- コア数:8
- RAM:LPDDR4X-4266, LPDDR5-5500
- L2キャッシュ:16MB
- TDP:15W
Apple A14チップのスペック
- クロック周波数:3GHz
- コア数:6
- RAM:LPDDR4X-4266, LPDDR5-5500
- L2キャッシュ:4MB
- TDP:6W
似ているけど方向性が違う2種類のSoC。
M1チップのパフォーマンスは、来年春に登場するiPad Proに搭載されるA14Xチップの指標にもなりますね。
Geekbench 5 マルチコア
マルチコア動作時のCPUベンチのスコア。
M1とA14でかなりの差があります。
コア数が2つ違うしL2キャッシュも4倍違うので、この結果は当然か。
M1と同じくらいのスコアのCPU達がこちら。
GPUのパフォーマンス
SoCに内蔵されているGPUのパフォーマンスも、A14とはかなり違います。
これは・・・デスクトップ用のGPUと比較していないのであまりピンと来ませんね。
また、こちらのサイトでは来年春に登場予定のiPad Proに搭載されるA14Xチップのベンチマーク結果も掲載されていました。テスト段階でのものでしょうが、製品版とほぼ同じになるとみてよさそうです。
Apple A14Xチップのスペック
- クロック周波数:3.1GHz
- コア数:8
- RAM:LPDDR4X-4266, LPDDR5-5500
- L2キャッシュ:16MB
- TDP:15W
これは・・・
そう
Apple M1チップのスペック
- クロック周波数:3.1GHz
- コア数:8
- RAM:LPDDR4X-4266, LPDDR5-5500
- L2キャッシュ:16MB
- TDP:15W
M1と全く同じです。
なので、CPUベンチマークテストの結果もほとんど同じ。
ですが、GPUのグラフィック性能はM1の方がやや上回っています。
こりゃあ、新型iPad Proも相当ヤバいスペックになりそうだ。
- SourceCPU Monkey