Apple M1チップを搭載した3つの新しいMac。
スペックは横並びとなり、全モデルがApple M1チップに8GB RAMを搭載しています。ストレージは256GBと512GBがあり、どちらかを選ぶことができます。iPhoneのようにシンプルなラインアップになったので、PCに詳しくない人でも分かりやすくなっています。
価格は以下の通りです。
- MacBook Air:256GB 104,800円 / 512GB 129,800円
- 13インチMacBook Pro:256GB 134,800円 / 512GB 154,800円
- Mac mini:256GB 72,800円 / 512GB 92.800円
性能はめちゃくちゃアップしているのに価格は据え置き。
かつては松竹梅で表現されていたグレードもなくなり、今や全てが梅状態。それでこの価格は安いとしか言えません。
RAMは、追加2万円で16GBにアップグレード可能。
ストレージは、最大2TBまでアップグレード可能。
iPhone 12と違い、USB-C電源アダプタがちゃんと付属します。
スペックが全て横並びになった今回のAppleシリコンMac。どれを選ぶかは、かなり迷いそう。
MacBook Air (M1)の主要スペック
- 画面:13.3インチ 2,560 x 1,600 227ppi 400ニト
- SoC:Apple M1チップ
- RAM:8GB
- ストレージ:256GB / 512GB
- 入出力ポート:Thunderbolt / USB 4ポート x 2, 3.5mmイヤホンジャック
- バッテリー:49.9Wh, 最大15時間インターネット
- ワイヤレス:802.11ax Wi-Fi 6, Bluetooth 5.0
- 重さ:1.29kg
2020年モデルのMacBook Airと比較して、内部はまるっきり別物になりました。
バッテリー駆動時間は6時間延長。
バッテリー容量は変わっていないので、完全にM1チップによる恩恵ですね。
さらにファンレス化されています。
今回の3モデルの内、ファンレス仕様はMacBook Airだけ。
冷却ファンが無いため、iPhoneやiPadのように無音で使うことができます。
ただし、動画編集などの重い処理を行うのなら、やっぱり冷却ファンは必要でしょう。動画のエンコード時にはくの字に折って立ててUSB扇風機を裏側に当てることになりそうですが、そこまでするのなら13インチMacBook ProかMac miniを選ぶほうがいいでしょう。
13インチMacBook Pro (M1)の主要スペック
- 画面:13.3インチ 2,560 x 1,600 227ppi 500ニト
- SoC:Apple M1チップ
- RAM:8GB
- ストレージ:256GB / 512GB
- 入出力ポート:Thunderbolt / USB 4ポート x 2, 3.5mmイヤホンジャック
- バッテリー:58.2Wh, 最大17時間インターネット
- ワイヤレス:802.11ax Wi-Fi 6, Bluetooth 5.0
- 重さ:1.4kg
基本スペックはMacBook Airと同じ。
ディスプレイがちょっと明るい、Touch Barがある、バッテリー容量が大きい、冷却ファンがある、スタジオ品質の内蔵マイクといった違いがありますが、これまでのIntel Macほどの違いはありません。
Mac mini (M1)の主要スペック
- SoC:Apple M1チップ
- RAM:8GB
- ストレージ:256GB / 512GB
- 入出力ポート:Thunderbolt / USB 4ポート x 2, USB-Aポートx 2, HDMI 2.0, 3.5mmイヤホンジャック, ギガビットイーサ
- ワイヤレス:802.11ax Wi-Fi 6, Bluetooth 5.0
- 重さ:1.4kg
これまでMac miniというと、どうしても筐体が熱くなるのでファンコンで冷却ファンの回転数を上げて使わないと製品寿命が縮まりそうなくらいでしたが、Appleシリコンになってからはその心配もなさそうです。
デスクトップモデルだけあって拡張性はそれなりにあるし、価格は旧モデルより1万円安くなっているので、買い替えにはちょうど良さげ。
ただ、どこまで使えるかがまだ分からないので、先行レビューを待ってから注文した方がいいでしょう。できれば実店舗で触ってからの方がいいですね。
あとちょっと気になるのが、eGPUは使えるのか?という点。
もし、使えないのだとしたら、いくらSoCのGPU性能がアップしたところで焼け石に水ですぜ?
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