2021年に登場する新型iPhoneについて、アナリストの予想が出ています。
いつものアナリストではなくバークレイズのアナリストによる予想ですが、この手の情報の由来のほとんどがiPhonepのパーツを供給するサプライチェーンの関係者からのものなので、誰が予想しても似たような感じになります。
iPhone 13に関する情報として伝えられているのは、Wi-Fi 6Eをサポートするということです。
Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eは同じ「802.11ax」という無線通信規格ですが、利用する周波数が6GHz帯になります。
「iPhone 11」「iPhone SE2」「iPhone 12」などがサポートしているWi-Fi 6は、2.4GHzと5GHzというこれまでのWi-Fiと同じ周波数を利用していますが、「iPhone 13」は6GHz帯の周波数を利用することになります。
Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eでは何が違うのか?
Wi-Fi 6とWi-Fi 6E、どちらも同じ802.11axという規格。最大通信速度も同じ9.6Gbps、 MIMOも同じ8×8、帯域幅も同じ160MHz。
でも、利用する周波数だけが異なります。
- Wi-Fi 6:2.4GHz / 5GHz
- Wi-Fi 6 E:6GHz
6GHz帯の周波数を利用することで他の電子機器との電波干渉が減るので、安定して通信が行えるというメリットがあります。
電子レンジを使っていてもガンガンつながるんでしょうか?なら結構スゴいかも。
さらに次世代規格のWi-Fi 7(802.11be)になると、最大通信速度が46Gbpsにいきなりアップします。
ロードマップによると、Wi-Fi 7が実用化されるのは2024年の11月となっているので、まだかなり先の話になりますが。2025年の9月に登場する「iPhone 17」ではサポートされるかな?
ちなみに、現在の日本国内では6GHz帯は電波法によって利用することができません。
「iPhone 13」が登場する2021年9月までには解禁されるでしょう・・・か?
もし解禁されない場合は、日本仕様として、Wi-Fi 6Eをサポートしていない「iPhone 13」が販売されることになりそうです。
5.5インチまたは6.1インチの画面を搭載する「iPhone SE Plus(もしくはMax)」として噂されているモデルについては、以前は2021年春に登場するとされていましたが、最新の予想では2021年後半に延期されています。そうなってくると「iPhone 13」とかぶらないか?という心配も出てきますが、ホントに登場するんでしょうか。
- Source MacRumors