M1 MacのParallels Desktop 16の仮想マシン上でARM版Windows 10の動作報告あり!

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ParallelsDesktop16 M1Mac Win10ARM 01

AppleシリコンMac向けに開発中の仮想化ソフトParallels Desktop 16。

Intel Mac向けのParallels Desktop 16をAppleシリコン向けのユニバーサルアプリに切り替えて最適化したもので、現在はテクニカルプレビューが実施されています。

今回、このテクニカルプレビュー版のParallels Desktop 16上でARM版Windows 10 Insider Previewを動作させたユーザーが、Macrumorsのフォーラムで動作報告を行いました。

M1 MacBook ProにParallels Desktop 16をインストールして、仮想マシン上にARM版Windows 10 Insider Previewをインストールして動作させる試みですが、結果はそれなりにうまくいったようです。

仮想化マシン上にあるWindows 10 Insider PreviewからGeekbenchをしたベンチマークテストでは、以下のスコアが出ています。

  • シングルコア:1523
  • マルチコア:2825

仮想マシンが2コアに制限されていることもあってか、マルチコアのスコアはそれほどではありませんが、同じくらいのスコアでは、Mac mini (Late 2012)や27インチiMac (Late 2015)、MacBook Air (Early 2020)が並びます。

ParallelsDesktop16 M1Mac Win10ARM 04
(image: badsimian)

フォーラムでは、仮想マシンでWindows用ゲームをプレイさせている報告もあるので、実際の動作スピードもそんなに悪くはないみたい。

Windows 10 Insider PreviewのAppleシリコンMacへの対応とは別に、Parallels Desktop 16テクニカルプレビュー版については、以下の機能制限があります。

  • 仮想マシンの一時停止・再開はできない
  • 毎回シャットダウンしないといけない

仮想マシンとしては致命的な機能制限ですが、Parallels Desktopの方はAppleシリコンMacへの対応はやる気満々なので、開発が進めばこの問題もいずれは解消されるでしょう。後は、ARM版Windows 10でIntel版Windows 10と比べてどれだけのアプリが正常動作するか?ということになります。

ParallelsDesktop16 M1Mac Win10ARM 03
(image: faffoo)

ARM版Windows 10では、従来のx86アプリはエミュレーションで動作します。

それがどれだけ使えるか?が重要なポイントになりますが、あまり期待はできませんね。MicrosoftにとってARM版Windows 10に力を入れるメリットを考えると・・・。

というわけで、MacでWindowsを使いたいのなら、現時点では迷わずIntel Macを使うのがベスト。それは今後も揺るがないかも?

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