M1 Macでは、Intel MacのようにWindowsをインストールして使う事はできません。
また、ParallelsやVMWare Fusionといった仮想化ソフトも現時点では動作しませんが、オープンソースQEMU(キューエミュ)の最新バージョンはM1 Macで動作するということで、このPCエミュレーターにARM版Windows 10をインストールしてバーチャルマシンをM1 Macで動作させ、さらにGeekbench 5でベンチマークテストを行った結果が公開されています。
バーチャルマシンの動作時は、8コアあるうちの4コアのみでクロック周波数は1GHzとなっていますが、スコアはシングルコアで1502、マルチコアで4883という結果に。
実は、これが結構スゴかったりして。
マルチコアのスコア4883を、他のMacのベンチマークスコアと比較してみると、ネイティブにmacOSが使える状態のIntel Macとあまり変わらないというスコアであることが分かります。
同じくらいのスコアのMac達
ネイティブ動作よりも、エミュレーター上のWindows 10の方が動作が速い??
それだけM1チップが高速っていうこと。
GeekbenchがApple製品に忖度している(Appleユーザーにとってのハッピーベンチマークテスト)可能性を考慮しても、なかなかインパクトのある結果です。
なんだか隔世の感ですね。
オープンソースのQEMUが動くなら、ParallelsやVMWare Fusionもいずれは動作するようになるかもね。でも、どっちみち動作するWindows 10はARM版になるから、アレか・・・。
Windowsが動作するというポイントは、Intel Macの数少ないメリットとして最後まで残るんでしょうね。
- Source Geekbench Browser
- Via Reddit