
SONYから新発売された小型ラべリアマイク「ECM-LV1」というモデル。
「ECM-CS3」というマイクとまんま同じ??に見えます。
一体どこが違うんでしょうか。
マイクの色が違うのと、ウインドスクリーンが付属するという違いはありますが、マイクの大きさは約11mm×32mmで全く同じです。商品説明には、全指向性のマイクカプセルの採用で、どの方向からの音もクリアな高音質ステレオ収音を実現するというざっくりとしたもので、違いはみられません。
「ECM-LV1」と「ECM-CS3」とのスペックを比較してみました。
メーカーページに記載されているスペックでの比較になりますが・・・もしかして、これって全く同じ?
ステレオのエレクトリックコンデンサーマイクで周波数特性も同じ。指向性は「無指向性」と「全指向性」という違いがありますが、実はこれも同じ。指向性が無い=全指向性ということで同じです。
| ECM-LV1 | ECM-CS3 | |
|---|---|---|
| 指向性 | 無指向性 | 全指向性 |
| モノラル/ステレオ | ステレオ 2ch | ステレオ |
| 周波数特性 | 50 Hz - 15,000 Hz | 50 Hz - 15,000 Hz |
| 形式 | エレクトレットコンデンサー型 | エレクトリックコンデンサー型 |
| 電源供給 | プラグインパワー | プラグインパワー |
| 外形寸法 | 11mm x 32mm | 11mm x 32mm |
360度の周囲の音を全て拾う全指向性マイクなので、特定の位置に取り付けるピンマイクとしての用途が向いています。
そんなこんなで機能面で大きく違わない2つのマイクですが、新しいモデルの「ECM-LV1」と古いモデルの「ECM-CS3」とでは、実売価格で約1,200円の差があります。

黒色ということ、新しいモデルであるということ、SONY純正のウインドスクリーン(普通のスポンジ)に付加価値を感じないのなら、古いモデルでもいいんじゃないでしょうか。
良いマイクなのでおすすめです。
「ECM-CS3」でも、別売りの安価なスポンジをカットして左右から被せれば、ウインドジャマーっぽくはなります。

黒くなるし。

