今朝、Appleが発表したAirTagについて、スマートタグを販売するTileのCEOが言及しています。
内容は、トラッキングデバイスとしてTileは優秀であるということ、スマートタグの市場を開拓したのはTileであること、そして、Appleがそのスマートタグ市場に参入したことについて公正な市場競争であれば歓迎するが、iOSやmacOSといったプラットフォームの利点を利用して不当に競争を制限してきた過去があるとして、やや批判気味の反応を示しています
AirTagの価格は1個3,800円(税込)でTileの製品と価格帯はほぼ同じ競合製品になります。
さらに、Appleが販売するデバイスということでU1チップと連動した正確なトラッキング機能が搭載されており、Tileにとっては厄介なヤツが出てきたなということでしょう。
先日、iOSの探す(Find My)アプリがアップデートされ、サードパーティの製品でも探すアプリが使えるようになりましたが、そのためには、「探す」ネットワーク対応アクセサリプログラム(The Find My Network Accessory Program )に対応する必要があり、Appleへ手数料を支払うことになります。
TileのCEOは、そういった点が公平な競争ではないと主張しているわけです。
今回、AirTagが登場したことで、Tileのスマートタグも半ば強制的に「探す」ネットワーク対応アクセサリプログラム(The Find My Network Accessory Program )に参加しなければならない状態にあり(探すに対応していないスマートタグはiOSユーザーに売れなくなる)、不満を感じているようです。
しかし、TileにはAirTagには無いメリットがあります。
それは、Androidでも使えることや、デフォでストラップホールが付いていることです。
AirTagは(保護ケースメーカーの為に)ストラップホールが付いていないので、別途保護ケースを購入する必要があり、結果的に割高になってしまいますから。
- Source TechCrunch