発売開始に先駆けて、M2チップ搭載MacBook Airのベンチマークテスト結果が掲載されています。
こちらは、Geekbench 5を使ったCPUベンチマークの結果なので、CPUパフォーマンスを測定する目安となります。M1チップ搭載MacBook Airの結果と比較すると、シングルコアで11%アップ、マルチコアで18%アップとなり、単体のコアでもパフォーマンスが向上していることが分かります。
M2チップ搭載 MacBook Air(2022)
- シングルコア:1907
- マルチコア:8784
M1チップ搭載 MacBook Air(2020)
- シングルコア:1706
- マルチコア:7420
また、同じM2チップを搭載している13インチMacBook Proと比較すると、僅かながらスコアに差が生じています。
M2チップ搭載 MacBook Pro(2022)
- シングルコア:1926
- マルチコア:8913
体感できるほどの差ではありませんが、MacBook Airはファンレス、MacBook Proは冷却ファン搭載という仕様の違いがあるので、それが影響しているのかもしれません。こちらはベンチマークテスト結果ですが、実際の作業でも、発熱による影響を受けない13インチMacBook Proの方が処理能力が高いという認識で間違いないと思います。
例えば、iPadやiPhoneで充電しながらゲームをしていると、本体が熱をもってきて処理落ちすることがあります。ファンレスのMacBook Airでもそれと同じ状態になりやすいのに対して、冷却ファンを搭載しているMacBook Proは、安定動作が期待でき連続使用にも耐えうる仕様となっています。
また、発熱によるバッテリーの劣化を考えると、冷却ファンの動作による消費電力の差よりも大きなアドバンテージになっていると考えられます。冷却ファンのデメリットは、ホコリを呼び込む、ファンが故障するといったポイントがあります。
同じM2チップを搭載しているMacBook AirとMacBook Proで迷っている方は、冷却ファンの有無で選ぶといいでしょう。
- Source Geekbench Browser