M2搭載13インチMacBook Pro、M1から買い換える必要無しだった

M2 mbp spectest

先日発売されたばかりのM2チップ搭載13インチMacBook ProのSSDストレージの速度が、M1チップ搭載モデルよりも大幅に低速であることがベンチマーク結果によって明らかになりました。

M1チップとM2チップを搭載する13インチのMacBook Pro(256GB SSDストレージ搭載モデル)でベンチマークテスト比較を行ったYouTube動画によると、M1チップ搭載モデルと比べてM2チップ搭載モデルの方が最大50%低速であるという結果が出ています。

動画では、Blackmagic Disk Speed Test を使ってSSDのファイル転送速度を計測しており、その結果が以下になります。

SSD 読み込み速度

  • M1 MacBook Pro:2900 MB/s
  • M2 MacBook Pro:1446 MB/s

SSD 書き込み速度

  • M1 MacBook Pro:2215 MB/s
  • M2 MacBook Pro:1463 MB/s

このファイル転送速度の違いは、搭載されているNANDフラッシュメモリに起因するもので、同YouTube動画によると、M1 MacBook ProにはSSDストレージとして128GBのNANDフラッシュメモリが2個搭載されているのに対して、M2 MacBook Proには256GB NANDフラッシュメモリ1個に変更されていて、並列処理が行えないためにファイル転送速度が低速になったのではないかとみられています。

MacBookシリーズでは、搭載されるSSDのグレードや種類によってファイル転送のパフォーマンスに差異が生まれることが知られています。過去のモデルでも、一番安いモデルではファイル転送速度が遅くなるということがあり、今回のM2 MacBook Proも、その前例通りに一番安いモデルでファイル転送速度のパフォーマンスがあまり良くないことが判明した形になります。

同Youtube動画では他にもベンチマークテストなどが行われていて、M2 MacBook Proのパフォーマンスを知ることができます。

Cinebench R23 ストレステスト

  • M1 MacBook Pro:7635
  • M2 MacBook Pro:8637

SSDのファイル転送速度は低速ですが、ストレステストの結果ではM2の方が大幅に上回っています。

CPUの消費電力(平均値)

  • M1 MacBook Pro:14.48W
  • M2 MacBook Pro:19.7W

コア数が増えた分、チップの消費電力はM1よりも多くなります。つまり、発熱も増えるということなので、M2搭載モデルで重い処理を行うとそれなりに発熱を伴うということになります。

動画編集などの重い作業を長時間行うのなら、ファンレスのM2 MacBook AirよりもM2 MacBook Proの方がいいでしょう。ただ、編集した動画の書き出しに関しては、M1チップとそんなに変わらないようです。

5分の4K動画(HEVC)書き出し処理

  • M1 MacBook Pro:2分25秒
  • M2 MacBook Pro:2分23秒

今回の結果では、M1から大幅なパフォーマンス向上はみられず、筐体の変更点もほぼ無く、SSDストレージのファイル転送速度のこともあり、13インチMacBook Proに関しては、M1チップ搭載モデルでまだまだ十分ということがわかります。M2チップ搭載モデルを選ばなければならない理由は、それほど見当たりません。

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