10月に登場するiPad 10に搭載されるTouch IDの仕様について、少し意見が分かれています。
先日リークされたiPad 10のレンダリングCGでは、iPad Air 5やiPad mini 6のようなフラットエッジデザインの筐体にホームボタンTouch IDが搭載されている事が伝えられましたが、中国ソースの情報として出ている新情報によると、ボームボタンTouch IDではなくトップボタン(電源ボタン)に搭載されたTouch IDになるという話。
トップボタンTouch IDは、本体上部に搭載されているトップボタンに内蔵された指紋認証センサーを用いてTouch IDが使えるようになる仕組みで、iPad Air 4、iPad mini 6、iPad Air 5に搭載されています。
- iPad 9:ホームボタンTouch ID
- iPad Air 4:トップボタンTouch ID
- iPad Air 5:トップボタンTouch ID
- iPad mini 6:トップボタンTouch ID
- iPad Pro:Face ID
iPad ProのみFace IDで、エントリーモデルのiPadシリーズはすべてTouch IDが搭載されています。仕様が横並びになれば、パーツの共通化でコスト削減にもなるので可能性としては十分ありそうです。
(image: mysmartprice)
トップボタンTouch IDとホームボタンTouch IDどちらにも良し悪しがあって、本体を縦にした状態ではトップボタンTouch IDが使いやすいですが、本体を横にした状態では、正面にあるホームボタンTouch IDの方が使いやすいというのがあります。
廉価モデルのiPad 10が、フラットエッジデザインにトップボタンTouch IDを搭載するとなると、ディスプレイも大型化することになります。現在の噂では、10.5インチまたは10.9インチディスプレイになるという情報があります。
10.9インチディスプレイはiPad Air 5と全く同じ大きさなので、トップボタンTouch ID搭載なら可能性としてはありそうです。
ただ、そうなるとiPad Air 5と食い合ってしまって、より安いiPad 10にユーザーが集中してしまう可能性も考えられるので、AppleがそこまでiPad 10を強化してくるかな?という疑問もあります。
この他、iPad 10ではフロントカメラの場所が変更される可能性があるとも伝えられています。センターフレームを使う場合は本体を横置きにするので、現在のフロントカメラの位置よりは、本体のサイドに配置する方が理にかなっているという理由から、本体上部→本体横にフロントカメラの設置場所が変更される可能性があるということです。
本体横にフロントカメラは、AmazonのFireタブレットがそうなっていますね。
ただ、iPad AirやiPad miniにはApple Pencil用の磁気コネクタが搭載されているので、同じ場所にフロントカメラが搭載されるとは考えにくく(磁石がカメラに影響を与える可能性があるため 参考)、その反対側となると、一般的なiPadケースで横向きにすると下側に位置してしまうため、なかなか難しいんじゃないかなという気もします。
フロントカメラの位置変更に関しては、あくまで可能性としての噂なので、実際にどうなるかはわからないということです。
どちらにしても、価格次第では相当売れるモデルになりそうな予感がするiPad 10。ユーザーの期待値はかなり高まっていますが、Touch IDの仕様はどうなるでしょうか。
- Source Mac OTAKARA