廉価モデルのiPhone SE 4についての最新の情報として、ノッチのある6.1インチ液晶ディスプレイを搭載する、2024年に登場するという内容が出ています。この情報は、DSCCのRoss YoungさんがMacRumorsにコメントした内容で、以前出ていた噂とは一部異なります。
以前出ていた噂では、iPhone SE 4は、パンチホールカメラのある5.7インチ〜6.1インチ液晶ディスプレイを搭載するとされていました。iPhone SE Plusとして噂されていたモデルですね。
ノッチがある液晶ディスプレイを搭載するという情報からは、生体認証としてFace IDに対応する事が予想できますが、廉価モデルのiPhone SE 4では、コスト削減の為に電源ボタン内蔵のTouch IDが搭載されるとみられています。
Face IDに対応しないのに、なぜノッチありの液晶ディスプレイが搭載されるのでしょうか?ノッチ部分に搭載されているのはフロントカメラだけなら、パンチホールカメラでも良いような気がしますが、コスト削減や他のiPhoneとの差別化の意味で、あえてノッチを搭載することになるようです。
iPhone SE 4では、ホームボタンが廃止されたiPhone XRベースの本体デザインに変わると予想されています。それにより、iPhone Xから続くホームボタン無しiPhoneのスワイプを多用する操作方法に変わることになります。
その一方で、2023年秋に登場するiPhone 15シリーズでは、全モデルがノッチ無しのフルスクリーンを搭載して「Dynamic Island」に対応する予定となっています。
- ノッチ無し=新しいiPhone、高級なiPhone
- ノッチあり=古いiPhone、安いiPhone
Apple的には、こういうイメージが定着させて、iPhoneの買い替え需要を煽りたいという狙いがあるのでしょう。かつて、ホームボタン搭載iPhoneからホームボタン無しiPhoneへ移行した時も、ラウンドエッジデザインからフラットエッジデザインに変わった時も、同じようなイメージ戦略がありました。
iPhone SE 4の噂
- 6.1インチ液晶ディスプレイ搭載
- ノッチあり(Face IDには対応しない)
- iPhone XRベースの本体
- サイドボタン(電源ボタン)内蔵Touch ID
- USB-C搭載
6.1インチというディスプレイの大きさは、iPhone 13やiPhone 14と同じ。液晶ディスプレイになりますが、大きさとしては必要十分で、iPhone SEにあったディスプレイの不満が少し解消されることになります。
ノッチは、フロントカメラのみでTrueDepthカメラを搭載しないので、iPhone 13やiPhone 14よりも小型化される可能性があります。
iPhone XRベースの本体はラウンドエッジデザインの為、2024年春頃になるとチープに感じるでしょうが、iPhoneとしては初のサイドボタン(電源ボタン)内蔵Touch IDを搭載するモデルになるなら、価格次第ではそれなりに需要はあるでしょう。
iPhone XRベースということで、本体の重さが懸念材料としてあります。
- iPhone XR:194g
- iPhone 11:194g
- iPhone 12:162g
- iPhone 13:174g
筐体やパーツがやや軽量化されるとしても、iPhone 12やiPhone 13より重くなるのは確実。それなら中古のiPhone 12やiPhone 13を安く購入して、Appleで1万円払ってバッテリー交換してもらった方が幸せになれるかな?
腐っても鯛ということで。
- Source MacRumors