Insta360から、スマートフォンでの動画撮影時の手ブレを防止するスタビライザー「Insta360 Flow」が発売されました。
コンパクトに折り畳める3軸ジンバルで、スマートフォンに専用クランプを取り付けて、磁石で簡単に着脱できるというコンセプトの製品です。同じコンセプトの製品としては、DJIのOsmoMobileシリーズがありますが、こちらのInsta360 Flowには三脚まで内蔵されていて、オールインワンのスマホジンバルとして強力なライバルとなりそうです。
Insta360 Flowの特長
- 仕舞寸法は79.6 x 162.1 x 36 mm
- 重さは369g
- 215mmまで伸ばせる自撮り棒と三脚を内蔵
- 1ステップ高速展開
- スマートホイールで操作
- 12時間の連続撮影
- 2900mAhバッテリー搭載
- 価格は20,900円
対応スマートフォン
- 幅:64〜84mm
- 厚み:6.9〜10mm
- 重さ:300gまで
iPhoneとの互換性は、iPhone 8以降のモデルが対応しており、Bluetoothでペアリングして撮影することができます。各種撮影モードに対応していますが、美顔機能を使うには3GB RAM以上が必要となります。
美顔機能の撮影例。
iOSアプリには、美顔機能が使えて本格的な撮影ができるカメラアプリは無いので、アプリの完成度次第ではかなり良いかも。
今や、3軸ジンバルはそんなに珍しいデバイスではなくなりましたが、Insta360 FlowはAI搭載を大々的にアピールしていて、「ディープトラック 3.0」という被写体への追跡撮影が優れています。
被写体追跡はDJIのOsmoMobileシリーズにも、専用アプリを使った場合でのみ使える機能としてありますが、障害物が被写体にかぶさったり、被写体がフレームアウトすると追跡から外れました。しかし、「ディープトラック 3.0」では、障害物がかぶさっても被写体がフレームアウトしても追跡を続けることができるようになっています。
ハードウェアだけ見ても、215mmの自撮り棒とミニ三脚を内蔵していながら、かなりコンパクトに折りたたんで持ち運ぶことができるので、OsmoMobileシリーズからの買い替えにはちょうど良さそうですが、Insta360としては初めてのジンバルになるので、専用アプリの完成度や製品の耐久性を確かめてから買い替えるのがいいでしょう。
Flowはすでに発売されていて、いつでも購入できます。
詳細なスペックは公式サイトをご確認ください。
- Source Insta360 Flow公式サイト