Meta版TwitterことThreadsの機能をチェック、閉じコンでTwitte代替にならず?

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マーク・ザッカーバーグとイーロン・マスクの金網デスマッチ騒動でその存在が明らかになったTwitterのパクリSNS「Threads(スレッズ)」のサービスが開始されました。早速、Twitterの代替サービスとなるか木の棒でツンツンしてみたところ、デザインは似ていますがTwitterの代替サービスではなく、中身はInstagramにかなり近いなという印象を受けました。

最大のポイントとしては「#ハッシュタグが使えない」「Webサービスとしてブラウザから利用できない」「商業利用禁止」という3点があります。

使う人によって好材料にも悪材料にもなるこの3点。
Twitterから移住する場合には、以下のポイントもチェックしてください。

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デザインはTwitterにそっくり。

Threadsのポイント

  • iOSまたはAndroidアプリからのみ利用可能
  • Instagramアカウントでログイン、アカウント情報を読み込める
  • 1回の投稿で500文字まで(改行も1文字としてカウント)
  • スレッド形式で複数の投稿を追加していけるので、文字制限は気にならない
  • 写真は10枚まで、動画もOK
  • URLを貼るとTwitterのような表示でリンクされる
  • ハッシュタグは使えない
  • Embedはできない
  • 投稿の共有はURLで行えるが、ThreadsのWebサイトは単体では機能しない
  • Instagramとよく似たクローズドサイトになっている
  • 商業利用やスクレイピングは規約違反となる

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Instagramアカウントでログイン。

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情報はすべてInstagramからインポートできる。
リンクは1つのURLのみ。

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プロフィールを非公開にすることで、完全にクローズドコンテンツにできる。

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プライバシー設定でいつでも変更可能。

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ミュートやブロックなどはTwitterと同じ。

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Embed無し。リンクをコピーして共有はできるけど、Webやブログなどに貼り付けることはできません。ツイートボタンがあるけど、TwitterとThreadsを行き来したらデザインが同じなので混乱しそう。

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すでにイーロン・マスクがいっぱいいた。
全員偽物。

という感じで、SNSらしいSNSというか、かなりクローズドなスタイルでInstagramとよく似ています。最初からURLを投稿に貼り付けることができるので、写真や動画ネタが無くてもテキストオンリーで利用できるあたりはTwiterに似ています。

Threadsでの禁止事項について

Threadsでは、Instagramと同じ利用規約とプライバシーポリシーが適用されます。

アカウントも同じInstagramアカウントで利用することになりますので、禁止されている内容(ヌードや差別的など)の投稿をThreadsですると、本家のInstagramアカウントもBANされる恐れがあるのでご注意ください。

Threadsサービスでの禁止事項

  • 商業利用:商業目的でThreadsサービスを活用すること。
  • 悪意利用:ウイルス、トロイの木馬、ワーム、論理爆弾など、悪意のある素材や技術的に有害な素材。
  • ハッキング:Threadsサービスの技術的な措置やコンテンツ保護を回避、削除、改変、解除、妨害し、またはその効果を低下させること。
  • スクレイピング:Threadsサービスの情報やデータをモニタリング、抽出、コピーもしくは取得するため、ロボット、スパイダー、クローラー、スクレーパーの実施。

商業利用がどこまでならOKなのかという線引きは曖昧ですが、明らかに有料コンテンツへの誘導URLのみの投稿やアカウント、商材販売などが該当するとして、自分のブログやYouTube、TikTok、Twitterなどその他SNSへの誘導は問題ないと解釈できます。しかし、ハッシュタグの概念が無いクローズドコンテンツ(閉じコン)になっているので、現状ではファンの新規開拓にはあまり使えません。

そういう意味では、宣伝目的での利用を徹底的に排除するためにハッシュタグを使えなくしたのは英断かもしれませんね。

ThreadsはTwitterの代わりにならない

Twitterとよく似たデザインにした割に、ハッシュタグが使えないとか宣伝禁止とか、ThreadsにはTwitterにはない制限があります。これは、あえてそうしたのかもしれないと思う節もあります。

TwitterとThreadsは競合サービスでありながら明確に差別化されているあたり、サービス計画中に2人での話し合いがあったんじゃないのかなと。

もちろん表向きにはTwitterとThreadsはライバル関係にあったほうが面白いので、イーロン・マスクは「Twitterをパクったザッカーバーグの野郎と金網デスマッチやるよ〜」というスタンスではいるものの、実は仲がいいんじゃないかという。金持ち喧嘩せずと言うように、超富裕層となったザッカーバーグとイーロン・マスクが今更いがみ合う理由もありませんよね。

世俗化して腐りきったTwitterを軌道修正して黒字化させるために、Twitterの仕様変更と受け皿としてのThreadsの提供。タイミング的にもピッタリだし、境界線が明確にあるので裏で話つけてそうですよね。

生まれたばかりでまだまだ清く可能性があるThreadsと、今やネットの掃き溜めと化したTwitter。同じようなデザインでも全く違う2つのサービス。

今後しばらくはBANになるギリギリを攻めるやつが出てくると思うので、人柱としてそいつらの動向を見てから本格的に使うのが良いでしょう。

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