2023年モデルのiPhoneでは、通常モデルのiPhone 15とiPhone 15 Plusには「A16チップ」が、ハイエンドモデルのiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxには「A17チップ」が搭載されています。
「A16チップ」は、2022年モデルのiPhone 14 Proに搭載されていたSoCと同じで5nmプロセス。「A17チップ」は新開発された3nmプロセスの最新SoCになります。
昨年のハイエンドモデルに搭載されていた「A16チップ」と、今年のハイエンドモデルに搭載されている「A17チップ」。性能差はどのくらいあるのでしょうか?
GeenbenchのCPUベンチ結果を参考にすると、「A16チップ」と「A17チップ」のコア数は同じですが、CPUベンチマークスコアはシングルコアで15.6%アップ、マルチコアで12.7%アップしていることがわかります。
この結果を受けて、同じ3nmプロセスの「M3チップ」への期待も高まります。
RAMは6GBから2GB増えて8GBになっており、さらにマルチタスクや重い処理をこなせるようになっています。
円安の影響で、今年のモデルではさらに値上がりしたことで、高級スマホ感が増しましたが、この性能差を考えると昨年モデルとの価格差は十分相殺できると思います。
あと1年待ったら、通常モデルに「A17チップ」が搭載されると予想できるので、2024年は通常モデルのスペックも一気に底上げされることになるかも?
- Source iPhone16,1 - Geekbench
- Source Geekbench