iPhone 13以降で使えるQi2充電、MagSafeとほぼ同じ充電スピードだった

当サイトの記事には広告が含まれます。

Qi2 wirelesscharge speedtest

iOS 17.2より、iPhone 14とiPhone 13でもQi2ワイヤレス充電がサポートされました。

Qi2ワイヤレス充電は、AppleのMagSafe充電に基づいたMagnetic Power Profile(MPP)テクノロジーをベースとして開発されているのが特長です。

chargerlabが実施したQi2ワイヤレス充電とMagSafe充電の比較テストでは、Qi2ワイヤレス充電はMagSafeとほぼ同じ時間スピードであることが確認されています。

市販モデルのQi2ワイヤレス充電器はまだ販売されていないので、今回のテストではワイヤレス充電器の中身にあたるNuVoltaというメーカーのMPPモジュールが使用されています。今後発売される中国メーカーのQi2ワイヤレス充電パッドの中身は、このMPPモジュールだとみられます。

  • iOS 17.2を適用したiPhone 15
  • Apple純正MagSafe充電器とQi2ワイヤレス充電パッドの両方で充電テスト
  • Qi2ワイヤレス充電パッドはNuVolta NU222モジュールを使用

充電開始直後の出力は、どちらもほぼ同じ。

  • Qi2充電の出力:8.91V 2.22A 19.75W
  • MagSafeの出力:9.02V 2.1A 18.91W

ワイヤレス充電の出力は、バッテリーの充電具合によって変動するようになっています。

Qi2 wirelesscharge speedtest 2
(image: chargerlab)

充電開始後の約10分間は上記の最大出力で充電されますが、その後はなだらかに出力が低下。充電から約50分が経過したあたりでは、どちらも13Wで充電が行われます。さらに1時間30分後には8W〜7.5Wと、通常のQiワイヤレス充電と同じ出力にまで低下します。

カタログ値では15Wの高速充電となっているので、平均で15Wと言われるとそんなものかなという感じですね。

iPhone 15のフル充電には約2時間を要しますが、これはQi2でもMagSafeでもほぼ同じです。

充電スピードがほぼ同じなら安い方を購入する方がお得ということで、Qi2ワイヤレス充電器は今後、iPhoneアクセサリのちょっとしたトレンドになるかもしれません。

Qi2ワイヤレス充電器はまだ発売されていませんが、家電見本市のCES 2024では複数メーカーからQi2 ワイヤレス充電を発表しており、2月末にはAnkerからMagGoワイヤレス充電パッドが発売予定です。こちらは価格が21.99ドルに設定されており、Apple MagSafe充電器(39ドル)よりも17ドル安く購入できます。

日本ではAnkerのMagGoワイヤレス充電パッドは3,990円で発売予定となっています。

  • Anker MagGo ワイヤレス充電パッド:3,990円
  • Apple MagSafe充電器:6,480円

同じ充電スピードでこの価格差。

あなたはどちらを選ぶ?

関連するエントリー

PR

楽天モバイル