新たなワイヤレス給電規格として、Qi2(チー2)が発表されました。
Qi2は、AppleのMagSafe技術を基礎にして開発されたもので、Qi2の開発にはAppleの技術者も関わっています。つまり、Apple主導で開発されたワイヤレス給電規格ということになります。
そのため、将来登場するiPhoneやApple WatchといったApple製品にもQi2規格がそのまま採用される可能性が高く、Androidスマホなどとのワイヤレス充電器の共通化も期待されます。
Qi2 ワイヤレス給電規格
- MagSafeのように磁力で着脱する
- 効率的な高速充電が可能で、バッテリーへの負担が少ない
- 2023年末に登場するデバイスから採用される予定
最大何Wまで対応なのかなど、具体的な情報についてはまだ公開されていませんが、MagSafeベースになるということなので、15Wのワイヤレス充電対応は確実。
現在のワイヤレス給電規格Qi(チー)は、国際標準規格として2010年に策定されたもので、規格上は最大15Wまで可能となっていますが、実際に市場に出回っているワイヤレス充電パッドは、iPhoneで使うと7.5W、Androidスマホで使うと10Wというのが基本となります。
これがQi2になって、iPhoneとAndroidで規格が共通化され、どのデバイスからも15W以上でワイヤレス充電ができるようになるなら一気に普及しそうですね。
既存のQiやMagSafeとの互換もあれば尚良しですが、どうなるでしょう?
ケーブル充電の方は、今年の秋に登場するiPhone 15からUSB-Cポートへと移行することになるので、USB-Cケーブルが1本あれば、Apple製品もその他の製品も充電できるようになります。
- Source Business Wire