AppleがVision Proの予約受付を開始してから、わずか18分で初期出荷分が完売しました。アナリストのMing-Chi Kuoさんは、初期出荷分として16万台〜18万台が販売されたと推定しています。
予約開始から18分で完売するという想定以上の売れ行きを見せたVision Proですが、これはあくまで初動であり、コアなAppleファンやMRヘビーユーザー、転売屋が飛びついたことによるもので、今後同様の需要が続くかどうかは微妙だとみられています。
その根拠としてあげられているのが、配送時間の変化です。
iPhoneのような人気デバイスの場合は、予約分が完売後でも注文が入り続けるので配送時間が延長され続けますが、Vision Proは配送時間が5〜7週間から変化していないことから、初動分が掃けてからは注文があまり入っていないことが推測できるというわけです。
Appleにとっての初物デバイスということで、まずデバイスが普及しなければ専用アプリや専用コンテンツが充実しにくいため、Vision Proのスタートアップはかなり重要なイベントとなりますが、ニッチなデバイスでさらに超高額な価格設定がネックとなり、売れ行きはじわじわといったところかもしれません。
- AppleのVision Proは予約開始から18分で初期出荷分が完売
- 初期出荷分は16万台〜18万台と推定
- しかし、初動以降の需要は低い可能性
- Vision ProはAppleにとって初物デバイスで普及が重要だが、ニッチで高額なため、今後の売れ行きは不透明
- Source Ming-Chi Kuo